伝説の教師 VOL.1 [VHS]
ドラマの中では傑出して『面白かった』です。
なにより中居君とのコンビが良かった、ここで中途半端な相方だとまっちゃんに遠慮してぐだぐだになってしまうのだが強気な中居君がガンガン突っ込んでいくので、ときにシュールにかわしたりも、なのでいわゆるボケとツッコミが成立していて全体通して違和感なくおもしろかったです。
内容ですが当時まっちゃんが言いたかったことのもろもろをドラマというカタチで表現したわけですが視点がなかなか鋭いなと感じたのと処女作とは思えないバランス感覚にさすがだなーと感じてしまった。
1・2話はすこし慣れるまで大変だったと思いますが(それが画面越しに伝わってきてしまう)、最終回までハズレがなく特に3回の多数決の回はキレてるところが何度観ても笑えてしまう、へたなコントとかよりよっぽど面白い。
ドラマというくくりで見ても笑いというくくりで観てもおススメできる作品です。
スクラップ・ティーチャー 教師再生 DVD-BOX
現実離れしすぎてまともにみてると、は?てなっちゃうけど深く考えずに見てればおもしろいですよ。思わず涙するシーンもありました。先生方一人一人のキャラがよかったですね。
伝説の教師
常識と聞くと黙っていられない南波先生。それが伝説の教師である。生徒に冷たくて貧乏で借金取りに追われているが、実は誰よりも生徒思いの先生だったのだ。学校で起きる様々な問題をきちんとした心で解決していく。私もそんな先生に教わってみたい!と思うような憧れの人であるが、秘密が多いのがポイントというか欠点というかなのである。
奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
戦後の間もないころ、まだ無名だった灘中学で、現代国語の
授業に、検定教科書を使わず、『銀の匙』だけを3年間かけて
読み解くという授業をおこなった橋本武(通称、エチ先生)のことを、
その奇跡の授業を受けた教え子たち(日本弁護士連合会事務総長だったり、
最高裁判所事務総長だったり、元東大総長だったり・・・すごい顔ぶれ)
に、当時の授業やエチ先生のことを回想してもらう形で、
(もちろん、エチ先生本人にもインタビューをしている)
その授業がどういうものだったのか、そこで何を得られたのか、
当時、どんな気持ちで授業を受けていたのか・・・などなどを紹介した本。
『銀の匙』を3年間かけて読み解く授業っていったい、どんな授業なんだろう・・・
詳しいことは、ぜひ、本書をお読みいただくとして、
かんたんに紹介すると、本のなかで、凧揚げのシーンがでてくれば、
みんなで、凧をつくるところから始めて、凧揚げをしたり、
ねずみ算の話がでてくれば、たちまちそこは、算数の授業のように、
ねずみ算の話になったり・・・
物語の世界を追体験しながら、とにかく、横道にそれていく授業なのです。
もちろん、このような常識はずれな授業をするにあたり、
エチ先生も、「結果がでなければ、責任をとる」と、強い決意をします。
その後、無名だった灘校が、東大入学者数で常に上位入りすることになります。
すごく印象的だったのは、最後の、エチ先生の、
「ほんとうに結果が出てよかった――」 というセリフ。
もちろん、エチ先生にとって、東大入学者数なんて、結果ではありません。
エチ先生の言う「結果」とは、教え子たちみんなが、還暦を過ぎても
前を向いて歩いていること。
すべての国語教師、いや、すべての教師、いやいや、すべての親御さん
必読の本だと思います。