丸林さんちの 手づくり家具帖 簡単にできるアンティークスタイル木工レシピ
確かに「簡単かつ1万円以下、週末で完成」なのですが、デザインが秀逸で、どれも作りたくなってしまいます。すでにカッティングボード(板剥ぎしたので、本に載っているサイズより大きいですが)とアンティーク風ステップラダーを作ってしまいました。なかなか他紙には見られない作品が多く、アンティーク好き・ナチュラルテイスト好きにはたまらないでしょう。木工レベルとしては、電動ドリルや手のこ、ノミ・カンナあたりができれば問題ありません。個人的ではありますが、ホームページでご自宅を作った際の顛末を昔拝見していたので、ご自宅の写真を見た時に「あー、あの人たちかー」と驚き、親近感を覚えました。とにかくここ数年で最も読んでいて楽しい・参考になるDIY本で、とってもオススメです。
DIYで作るナチュラル&レトロな家具 (私のカントリー別冊)
タイトル通り、ナチュラルでレトロの雰囲気にペイントされている家具が多いです。ペイントの仕方で雰囲気はだいぶ変わりそうなので、きれいめにもアレンジできると思います。
本棚や靴箱、食器棚の他に机やクローゼット、玄関やウッドデッキなどいろんなものがのっています。材料の選び方や買い方もあり、つくってみたいとわくわくします。
特におもちゃの収納ハウスはかわいくて、ぜひチャレンジするつもりです。かなり使える本だと思います。
wonderful days [DVD]
スレンダーな美女好みの方は必見でしょう。「恋から」を見て彼女のファンだった方は是非買ってください。
逆に、巨乳好きの方にはお薦めできません。結構美(微)乳なので。
左官職人を辞めて上京した彼女のこれからのタレント活動に期待大です。
プロフェッショナル 仕事の流儀 左官 挾土秀平の仕事 不安の中に成功がある [DVD]
多くの日本人は、職人像に対して、勝手な幻想と期待を抱きがちのように見える。いわく、頑固である、保守的である、お金の計算や世情には疎い、などなど。職人だけが前近代に生きているわけではないだろうに。
「プロジェクトX」のあとを受けて始まったNHKの「プロフェッショナル」に登場した挾土秀平は、強烈な存在感を放つ左官職人だった。日本の壁には昔から土が塗られていたなどという事実がまったく忘れ去られてしまった現代において、山肌を削った自然の泥を美しい、などという。そして、その土を利用して、見たこともないような壁を創作する。
野性味を帯びた面構えに、ぎらぎらと光る目、ダイナミックな身のこなし。しかも、口を開けば借り物でない言葉があふれ出してくる。自然素材をあやつる日本の伝統技術を武器に、いまや都会の店舗や高級住宅などでひっぱりだこで、有名人もその仕事を高く評価しているという。従来の職人像はいろんな意味で裏切られる。私には、それがまったく痛快だった。こんな人物が現われたことに感謝したいくらいだと思った。
少し違和感を感じたのは番組制作側に対してで、視聴者の共感を誘うような方向付けが強すぎるように感じられた。いまや上り調子で名声も得たように見える彼が、かつては苦しい不毛の時代を送っていたし、自分を「臆病」だといい、ネガティブに考える質だという。つまり、彼は元から成功者だったわけではない。
それは事実だろうけれど、同時に彼は常人では及ばないような努力をしてきただろうし、能力も才能ももっているはずだ。NHKは演出上、彼の弱い面を前面に押し出したのだろう。それでもなお、彼は「元気や勇気を与えてくれる」存在であることに違いはないのだろうし、テレビ番組としてはよくできているのだろうけれど……。ドキュメンタリー的な体裁をとっているのなら、もっと淡々と描いてほしかった。その思いでマイナス1。
私は本人にも会っているが、picniquer en Franceさんの印象とはまったく違っているので驚いた。自分がやってきたことへの自信は感じられ、親方らしいリーダーシップをもっている人ではある。その意味では「気弱」というのはあたらないかもしれない。でも一方では繊細で、感受性の鋭い面も見受けられて、「臆病」というのは嘘ではない。両極をもっている人なのだと思う。