就業規則の法律実務
<本書の特徴(実務担当者の視点から)>
一般的な規程例を扱う本との最大の違いは労務実務の考え方(勘所)を学べる点にあると思います。
就業規則をコピーアンドペーストで作成することの弊害を指摘する書籍はいくつかありますが、
具体的にどのように考え、明文化するのかまで記載されているケースは少ないないなか、本書は
各条項が持つ意味、労使のトラブルを避けるための視点が丁寧に解説されています。
<活用シーン・費用対効果>
辞書的な活用から労務を本格的に学ぶ教材としてまで幅広く活用できます。
一冊あたりの価格は一般的なハウツー本よりも高くつきますが、本質を捉えずに、労務を浅く
わかった気にさせてくれる本(2,000〜3,000円程度のもの)を数冊買うよりは、本書を手に取り、
エッセンスを徹底的に学んだほうがコストパフォーマンスもいいです。
最終的には個々人の好みにも左右されますが、本気で学びたい方にはお勧めできます。