DREAM&MACHINE
曲の提供が岡田徹さん&山本精一さんのユニットYA・TO・I、チボマットの本田さん、バッファロードーターさん、五島良子さん、破矢ジンタさん等多彩なメンバーです。そして吉田拓郎さんのカヴァーもあり豪華なアルバムですね。特にジンタさんの曲は個性が強く誰が歌ってもジッタリン・ジンのようなイメージになってしまいがちですがこれも完全に篠原さんの楽曲になっています。これは彼女のヴォーカルの印象もありますが世界観が確立され始めているとも言えるでしょう。偏見をもって彼女の曲を聞かない人もいるでしょうが聞けばわかります。良いアーティストです。そしてCDジャーナルさん、「なんか納得がいかない」との事ですが個人的な主観で彼女がけなされるのは悲しいです。すべてではないのですがCDジャーナルさんよりここに書かれているレビュアーの皆さんのほうが音楽理論や数多くのジャンルを越えたアーティストの知識、楽器に対する知識、そして音楽に対する愛情で勝ってると思います。何より理由も無くけなしたりしないと思います。
交響詩篇エウレカセブン ORIGINAL SOUNDTRACK 2
音楽は感動とともにあるべき物。というのが私の持論でもあるのですが、このサントラは十分にその期待に応えてくれるものでした。
物語の本編は、ロボットアニメとしては(そして日曜朝という時間帯にしては)非常に重く厚い、人間くさいドラマでしたが、
そのドラマに負けない十分な魅力を、このサントラは秘めています。
ハイライトは1枚目の16曲目「最期の希望」
重厚でドラマチックなこの曲は、人生のさまざまな重圧や不安・不幸に直面しながらも力強い意思でそれを切り開いて希望に向かっていく人間の
奥深さ力強さを感じることが出来ると思います。
次の17曲目のの「疾走する魂」も非常に良い曲です。
柔らかなストリングスのメロディーラインがそれでいて力強い。
この2曲以外にも、透明な感じの「ダイアン」、平和を願うことの大切さを教えてくれるような「星に願いを」印象的な「虹」など名曲が満載です。
エウレカを見ていた人にも見なかった人にもぜひお勧めです。
The Best of Goshima Yoshiko/Open up
五島良子は他を圧倒する透明感のある声を持ちながら、なかなか報われずに長い長いキャリアを過ごしてきました。
その声をどう武器にするか、悩んだようで、アイドル風だったり、ポップ系だったり、さらにはソウル風になったり、曲調、歌い方もアルバムごとに変化しています。
しかし、ネスカフェのCMソング「OPEN UP」で大きな注目を浴び、ようやく報われた気がします。
このベスト盤を聴くと、彼女のただならぬ歌唱力と、声の魅力がよくわかるでしょう。
彼女のことが気になった方はまずこのベストを聴いて、「RONNIE」が気に入ればアルバム「シアンの羽根」、カバー曲「LOVIN’ YOU」が気に入ればカバーアルバム「NOW AND FOREVER #2」を聴く、という風に進んでもらえるとうれしいです。
あえて言えば、「OPEN UP」は、「ネースカフェー」っていう商品名のところを別の歌詞にして歌って欲しかった。いい曲だけに、ちょっと残念。