アルシャードff リプレイ 虹の彼方から (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
東喜多、ジャンガリアン・キッド、ミハエル、エリザ・ベスの初出?リプレイ
あと、シナリオクラフトを使用したリプレイも入ってます。
シナリオよりも、このリプレイの魅力はキャラメイクとオープニングです。
キャラの楽しさは出色。
猫耳大司教、ねずみ大盗賊、幽霊ばあさん。プレイヤーの実力がとてもよく発揮されていると思います。
またオープニングも楽しい。
ミハエルに絡むバルキリー、仏壇から顔を出す幽霊喜多さん、酔っ払いトークが冴えるジャンガリアン。
お値段高めなので、ちょっと減点です。文庫で出してくれてればよかった。
虹のかなた COMPLETE BOX [DVD]
小学一年生(キッズウォー第一期)から昼ドラを見始めて、
「温泉へ行こう!」「大好き五つ子」とか長寿番組など大体見てきましたけど、この作品が一番印象に残ってますね。
大人になったらDVD買おうって思うくらいよかった作品です。
一人でも多くの人にこの作品を見て欲しいなと思います。
虹の彼方に(下) 機動戦士ガンダムUC(10) (角川文庫)
初代ガンダム〜逆襲のシャアを作った頃の富野監督は宗教的とも言える独自の思想を持っており
その思想を元にガンダムと言う作品は作られました。
だが残念ながら「ガンダム」はあくまで「リアル」を売りにする様になり客もまた「リアル」のみを求める様になってしまった。
「リアルな作品」とは言わば万人に受け入れられ易い想定範囲内の作品とも言える。
それらは重要な要素ではあってもあくまで部品であり全てではない。
結果として「ガンダム」は新しい作品が作られる度に富野監督が最初に抱いていた独自の思想は薄れていく事となり、
ついには富野監督自身も過去の自分の考えを否定してしまった。
異なる思想の元に作られた作品はあくまで別作品であり
ドキュメント以外の独自の発想いわば芸術性を欠いた作品など、もはや作品ではなく単なるファンサービス又は商売である。
私はもう「ガンダム」と呼べる新しい「作品」を目にする事は一生無いと諦めていました。
だが福井氏は過去の作品によって出来上がった外枠や「リアル」に囚われることなく、
当時の富野監督の思想を元に「ガンダムUC」と言う作品を作ってくれた。
「完璧か?」と聞かれればそうとは言えないが、そもそも他人の作ったものに「完璧」を求める事自体ナンセンスであり
過去のガンダムも決して完璧という訳ではない。
内容も充分楽しめたし、作ってくれた福井氏には心から感謝します。
虹の彼方に (講談社文庫)
失礼な言い方になってしまうけれど、池澤さんの小説よりも、コラム、書評、文学全集の編集といった仕事の方に目を開かせられることが多い。
この本は2000年から2006年にかけての雑誌の連載コラムに、折々の新聞などでの提言を組み込んでまとめたもの。国内では沖縄や北海道、海外ではヨーロッパなど、一箇所にとどまらずに移り続け、旅をさかんにし、そして内外の多ジャンルの本を読みこなしてきた池澤さんの視点が良い。
デジタル化し、コンビニ化した日本人の生活が失いつつあるものが見えてくる。そして、なしくずしに合州国に追随して右傾化していく日本の、じつは世界で孤立しつつある姿が浮かび上がってくる。ちらちらと読み返して、考えるためのヒントを拾い集めたくなる好著。
世界の警察になるよりは、世界の消防たれ、消防士は銃を持たないから、という提言はぱしっと決まって小気味よかった。