プレゼンテーションzen
数あるプレゼンのノウハウ本の中でも、こんなプレゼンスタイルは見たことがない。今までは文字やチャートで埋め尽くされたスライドが当たり前だと思っていたが、この本が奨励するスタイルは、文字は極力少なく、質の良い画像を使い、視覚的に伝えていくというもの。慣れてない人はちょっと戸惑うかもしれないが、そのプレゼンを聞いている(または見ている)側として、細かい文字を目で追うよりも写真やイラストなどで視覚的に訴える方がいかにメッセージが伝わりやすいかというのは歴然。スライドのサンプルもたくさん紹介されているのでわかりやすい。また必然的に画像のクオリティが重視されるが、その入手法も説明されている。
ビジネス本というよりはデザインの基本的な要素も組み込まれていて、著者が自ら手掛けたという本のレイアウトも大変見やすく、余白が十分にあり、視覚的にも楽しめる。またタイトルに「ZEN」(禅)という言葉が使われているだけに、長年日本に住む著者の目から見た日本の文化や伝統的な考え方とプレゼンとの繋げ方が面白い。この本は著者が新幹線で駅弁を食べるシーンから始まるのだが、駅弁とプレゼンスライドという一見異なる2つに関連性を見出すところなどは、外国人ならではのユニークな着眼点だと感心するとともに、日本人としてとても共感できた。
ただスライドに文字が少ないということは、プレゼンターはその分、口述でメッセージをしっかりと伝えなくてはならず、スピーチが苦手な日本人にとっては新たなハードルとなる可能性も。残念ながらこの本にはスピーチのノウハウについてはあまり書かれていないが、まずとにかく人とは違ったインパクトのあるプレゼン法を知りたい人にはぜひお薦めの一冊である。
有馬隼人の挑戦 [すべてはアメリカンフットボールの為に] [DVD]
花形アナウンサーという安定を捨ててのアメフト復帰。その決断の背景にある
ご家族の支え、絆の深さに感銘を受けました。
自分の気持ちに正直に一瞬を大切に 全力でアメフトに取り組む前向きな姿勢が
各場面にあふれ出ていています。
有馬さんご自身が語るアメフトへの想い。言葉の一つ一つが熱く 胸に響きます。
また、チーム関係者が知る 有馬隼人像からも、その起動力、オーラ、頭脳、パワー
などなど、人間としての魅力を大いに感じることができました。
西地区優勝を果たした際の 有馬さんの“涙”は、とても感動的でした。
アメフトに情熱を注ぎ、夢を追い続けるキラキラした有馬さんを観て、たくさんの勇気と
希望、そして元気をいただきました。
このDVDが アメフトにふれる好機になり、その魅力に目覚める方が、
増えていくことを願っています。
日本合唱曲全集「雨」多田武彦作品集
多田武彦という作曲家をご存知の方は少ないかと思う。
音楽にも色々あるわけだが 男声合唱というジャンルは いささかカルトではないかとは思っている。但し 実際 男声四部で歌ってみると 中々のものだ。因みに 僕の高校は共学ながら男子組というものがあり 校内の合唱コンクールでは 男声合唱を強いられる連中が出てくる。そんな連中が大学にいって男声合唱をやっていることもしばしばだった。
今から20年前の学生の男声合唱の大御所というと この多田の組曲である。本CDは 多田の初期の作品のエッセンスと言ってよいが 結果的に多田は これらの名作をその後現在に至るまで越えられていないと僕は思う。それほどに優れた曲が集まっているのだ。
「柳川風俗誌」を歌ったことで 柳川にも行ったし 草野心平の「さくらちる」が国立の桜から作った詩だということで 見に行ったりした。国立には その後住むことになったわけだが もしかしたら 高校時代の「さくらちる」が 心のどこかに残っていたのかもしれない。
今では歌うことの無い曲たちだが 聴いているだけでも 高校時代を思いだす。
ベスト合唱100
男声・混声・女声合唱のおいしいとこ取りのCDです。組曲が全曲入っていないので、そのあたりちょっとストレスですが、いろいろな曲を聴ける良さはあります。昭和の時代に合唱をしていた人たちにとっては、かなり流涎モノの作品集だと思います。
キクタン中国語 入門編―聞いて覚える中国語単語帳 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
中国語教室を経営しています。
準4級対策にいい単語帳はないかと探していて、これを購入しました。
とりあえず生徒が飽きずにやってくれればと思い、馴染みやすいのが一番だと思ってこれにしました。
元々、アルクシリーズは見やすいのが特徴だし、中国語バージョンもいけるんじゃないかと信じて購入!
CDは切り取りづらい(というより、かなり切り取りが難しい)のを除けば他は完璧だと思います。
文字も大きくて見やすいし、ところどころパンダのキャラが登場!
名詞、形容詞など順番に並んでいます。
できれば「あいうえお」順の方が辞書感覚でひきやすかったのかも?とは思います。
左ページに見やすく単語、右ページに単語を使った例文があります。
オマケで、後ろの方のページには簡単な日常会話みたいなのも掲載されています。
検定対策とかは関係なく、単語を覚えたい、活用もしたいという学習者にはもってこいだと思います。