海のトリトン DVD-BOX
私は、本放映時、この作品を夢中になって見た世代。
今は、DVDを購入し、子どもたちと一緒に見ています。
「勧善懲悪」があたりまえのアニメが多い中。。。当然、当時子どもだった私は、ポセイドン=悪、トリトン=善 が当たり前と、トリトンの活躍に、そして悪を滅ぼすであろうラストを心待ちにワクワク見ていたものでした。が、結末は子ども心に非常に衝撃的で、「善・正義」を信じて行動してきたトリトンがポセイドンの人々からすれば「悪」であり、「悪(ポセイドン)」もまた、自分たちの一族を守るために行動してきた・・・・。結局、戦争とはそういうものなのだ、互いに戦う以外に道はなかったのだろうか? という思いと問いを子ども心に強烈に残したアニメでした。
最終回で現実を突きつけら!れ、「何もかもポセイドンが悪いんだ!!!」と叫ぶしかないトリトンの心の叫びが、子ども心にとてもつらかったし、じんじんと伝わってきたものです。
そして、今の世だからこそ、子どもと一緒に見たい作品だとも言えます。
ガンダムの監督、富野氏の最初の作品であるということも、みなさんの興味を一段と引くのではないでしょうか。ガンダムにちりばめられた哲学の根底をここで見つけることが出来るのではないでしょうか。
海のトリトン コンプリートBOX [DVD]
まだ幼かった頃、姉ちゃんと二人で、よく観ていた。海洋スペクタルという題材に俺は何故か惹かれる。大人になった今でも、そういった作品が好きだ。その基礎となったのがトリトンなのでは、ないかと最近、気付いた。物語としてもアニメーションとしても当時としては群を抜いて面白かった。夢中になった。そして高校生くらいになった頃、原作が手塚治虫氏と知り納得だった。時代的にか何なのか、よく分からないが昔の名作というものを再放送してくれない。今の子供たちが観ても楽しめる作品だと思うのだが。
海のトリトン オリジナル劇場版 [DVD]
小学生の時にテレビ放映をリアルタイムで見たときのイメージは、なんとスケールの大きい漫画だと感じた(当時、アニメとは言わなかったような気がする)。小学生を持つ親となった今の感想は、懐かしさを思う反面、感受性が低下しているのか、画面の粗さ等のトリトン本来のテーマとはかけ離れたところが気にはなる。しかし子供は正直だ、引き込まれるようにして見ている。特にその主題歌の持つ勇気を奮い立たせる様な音楽は今も昔も変わらない。子供たちは、このテーマソングが聞こえると、何をしていても静かに引き込まれてしまうようだ。長距離ドライブの時に、再生するには打ってつけの作品である。
海のトリトン (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
海の支配者ポセイドン一族に絶滅寸前まで追い込まれた人魚のトリトン一族。その最後の希望の光である「トリトン」は自分の出生を知らされぬまま陸上で育てられた。
あるとき、自分の出生を知ったトリトンはポセイドンと戦わなければならない運命を知るのだった…
この作品、新聞で掲載されたものなので毎日が締め切りだったそうです。だからこそか、作者の力強い構成力がひしひしと伝わってきます。
トリトンの最期は少し微妙な感じですが、随所に手塚氏らしさを感じることができる作品であると思います。
手塚治虫の世界
代表的な手塚アニメ作品
近作まで網羅しています。
コロムビアから発売されていた
従来のベスト盤だと
ディスク1の構成〜昭和50年代あたりまで
だったのですが
今回二枚組になったおかげで
ディスク2収録分〜平成近年まで
のコロムビア音源が収録されました。
(初期の分は一部コロムビアカバーVer有)
お気に入りは
海底超特急マリン・エクスプレス の二曲です。