2006 WORLD BASEBALL CLASSIC 日本代表 栄光への軌跡 [DVD]
さほど期待はせずに買ってみました。準決からのイメージが強くて、アメリカ戦メキシコ戦は見逃していたので ハイライトとは言え予選から振り返って最後までみれたのは良かったです!
ナレーションは確かに…でしたが試合に集中できたのでかえってあのトーンでよかったかなと思いました。
やっぱり皆さんの言うように、もう少しコストをアップしてもいいから 舞台裏を見たかったですね。 あれだけ沸いた大会だったのだから…今年の締めに今からでも、出してください〜!
メジャーリーグなぜ「儲かる」 (集英社新書 529A)
シーズン終了後に来期のシーズンチケットが完売してしまうほど大人気のレッドソックスのビジネスを中心に、日本より商売の規制がきついはずのメジャーリーグ球団の稼ぎ方を紹介した本。とにかく何でも増収に結びつけようというメジャー球団の商魂逞しさに驚く。日本でも定着した球場命名権はもちろん、季節や場所、対戦チームで20種類に細分化された入場券、MLBの放送権料管理の網をくぐり抜ける(黒字を減らす目的もあるようだが)ために自前のケーブルテレビ、それでいて、最大の投資である球場利用では、我が町のメジャー球団が欲しくてたまらない自治体の足元を見て、50〜100%の負担を「お願いする」。自治体が言うことを聞かなければ、金を出してくれる別の街に移転するだけなのだから。独禁法の縛りからも免除される。ちなみにメジャー球団は30球団しか参入が認められていないので倒産リスクがほとんどない。それでいて、年利回り10%を越えるというおいしい試算もあるという。
なぜ3月?、日本で最終ラウンドやらないの?など、MLBが主催のWBCに関する日本人が感じそうな開催についての疑問にも答えている。MLBによるMLBのためのWBCなのかな、と思う。本書を読んで、「強欲なMLB」という印象を持ったが、後書きで慈善事業も積極的であるとのことだった。
非公開の会計資料も独自に入手してMLBの経営を分析し、レッドソックス経営陣を始めとするメジャー関係者にも直接取材していて、MLBがどのような考えでビジネスを緻密に作り上げているかを伝えている。日本の球団のビジネスについては新書で何冊かあったが、MLB経営の本は余りなかったと思う。読んでいて、何歩も先に進んでいるMLB経営を日本球団が参考にすべき点は多そうだなあ、と感じた。
王の道
近年、散見される成功体験に基づくハウツー本は読み終わると
どこか興醒めしてしまう。無論、それらの本には、その著者が築いた絶対的なセオリーの
数々が書かれているのだが、どうしても他人事のように思えて心に残らない。
それは、著者に関する知識不足が原因かもしれないし、また事例が浮世離れしているせいなのかもしれない。
しかし、この「王の道」は会社組織でのリーダーシップやコミュニケーション方法への教唆が
日本の国民的スポーツ“野球”、そして、国民の誰もが知っている人物、“王貞治”を通じて、
語られているため、ひとつひとつのエピソードや言葉がずっしりと心に響く。
この本に登場する王貞治は、ちょっと意外である。
本塁打世界記録、セ・パ両リーグでの優勝監督、そしてWBC世界一。
その野球人生から、時として孤高の存在として捉えられてしまう彼に、
実は我々が知らない「人間 王貞治」が存在することを教えてくれる。
相手への優しさ、気配り、思いやり。そして、王は、思いのすべてを言葉で伝えようとするそうだ。
個々人の価値観や働き方が多様化する中で、組織としてのチームワーク力が求められている今日、
だからこそ、この本に書かれている「他者を思いやるこころ」を大切にすることは、
日本人が育んできた古きよき精神性に立ち返るひとつの試みになるかもしれない。
まず相手を受け入れる、そして思いをしっかりと言葉で伝える。
この本に出てくる王が発する言葉やにおいは、どれも温かい人間味に溢れている。
きっと著者は、10年という長きにわたってプロスポーツ記者として王を追い続ける中で
世間の王に対する印象と実際に触れた時の印象の違いに驚いたのだろう。
そして、この本のサブタイトルにある
「“王貞治”を演じ切るということ」に興味を持ったに違いない。
著者と王のエピソードだけでも、伝わってくるぬくもり。
もちろんビジネス書としても多いに推薦されるところだが、
いま少し心が疲れ気味の方にもぜひ読んでいただきたいと思う。
著者の父親を思慕する憧れに似た眼差しと、王の娘を気遣うやさしさに似た言葉の数々。
本編は、そんな父と娘の穏やかなやりとりが続いているようで、
一通り読み終わると心にほっとした温かいものが残る。
熱闘甲子園 最強伝説 vol.2「奇跡のバックホーム」から「平成の怪物」へ [DVD]
KK以降もたくさんいい試合がありましたよ。
購入層も高校野球ファンですからいきなり、松阪世代に行かなくても良いかと思います。
楽しみですが、次はハンカチ世代で完結?wなんてことも…。