ザ・リバティーンズ
ストロークス、ホワイト・ストライプスから始まったロックンロール・リバイバル。
イギリスで人気に火がついた彼らはしかし、アメリカの出身だったのです。
そこでロンドンの若者たちは、次に「英国産」ガレージロック・リバイバル・バンドを渇望しました。
そんな彼らの圧倒的な支持を受け、2002年の登場からシーンを席巻した彼らこそ、ザ・リバティーンズなのです。
彼らの全2枚のアルバムは、1stは「リバティーンズ宣言(原題:Up The Bracket)」、
2ndは「リバティーンズ革命(原題:The Libertines)」という邦題がつけられ販売されていました。
方々からこの邦題がダサいとの批判があったからかどうかはわかりませんが、
1st、2ndともにタイトルがまともになっての再販売です。
レギュラートラックの批評に関しては僕は絶賛するしかないので旧版のレビューをご覧いただき、
旧版との違いに関して説明しようと思います。
旧版のボーナストラックは「Don't Look Back Into The Sun (New Version)」「Cyclops」「Dilly Boys」の3曲ですが、
新版は「(I've Got) Sweets」「Never Never」の2曲となっています。
個人的ベストトラック「Don't Look Back〜」の別バージョンが収録されていた点で、旧版をお勧め
したいところですが、すでに廃版です。
その他のボーナストラックは両方ともレギュラートラックに劣らない良曲ですので、こちらでも損はないかと
思います。どの曲も他のアルバムやベストアルバムにも収録されていないシングルB面曲です。
2007年発売のベストアルバムに収録されていない名曲も多いので(個人的には
「The Man Who Would Be King」は絶対聴いてほしい)、是非ともオリジナルアルバムを聴いていただきたいです。
たった2枚ですので。
バンドスコア ザリバティーンズ/リバティーンズ宣言
あなたの髄を刺激する。そう ザ・リバティーンズのバンスコ第一弾です。
1stを全曲(ボーナストラック2曲含む)に2ndアルバムのボーナストラック(1曲)をも収録しています。
どことなく”JET”に似ている感じがしますね。ですが明らかに違うのは、そうバンドの完成度が以上に高いことです!
バンドをコピーするには全員中級者以上でないとキビシイでしょう。スピード感溢れるナンバーの数々にあの鮮やかなギター。ましてや歌いながら演奏なんて!もう練習あるのみです(ギターは早弾きというわけではない)。
曲自体がノリやすく体に染み込んでくるので初心者はコードだけを見て練習してもとてもよい教材になります。安心です。
下手なエフェクターに頼らないギターにあなたも惚れ込んでしまうことうけあいでしょう。
とにもかくにも一度曲を聴いてみましょう。好き嫌いはしょうがないものです。好きになったなら、いつかバンドできればいいですよね。
リバティーン [DVD]
清教徒革命の後、王政復古のイングランドが舞台の史劇。
ジョニー演じる伯爵の、まっすぐ前を見据えた画面の前の観客に対する挑戦的で刺激的な前口上から始まる。
ジョニーのコスチューム・プレイが目の保養になったし、長髪姿が美しい。
彼の危険でセクシャルな魅力を、充分に堪能できると思う。
ジョニーの口から放たれる刺激的な台詞の数々にドキッとさせられるし、女優との官能的なシーンも多い。
国王役のJ・マルコヴィッチがつけ鼻をして出演しているが、いつもの彼特有の悪の香りの危険な魅力が、本作においてはすっかりジョニーに食われてしまったような印象を受けた。
妻役のロザムンド・パイク(「007ダイ・アナザー・デイ」「プライドと偏見」)も他の出演作とは異なった印象の役で、少し新鮮な感じがする。
本作は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」等のメジャーなJ・デップ作品が好きな方には、おすすめできない。
ダークなイメージの映画。
画質がいつも霧がたちこめたような感じで、鮮明さに欠けているので、余計に好き嫌いが分かれる作品かもしれない。
反骨精神たっぷり、反体制のアウトローの悲劇。
主人公の行動も言動も、逆に見れば魂を売らない男の気高さかも?
「男は一生の間に3度恋をする」という台詞が心に残った。
映画自体は万人にお勧めできない点で★3・5
私の好みはジョニーの男の魅力がプラスで★4
Time for Heroes: The Best of the Libertines
オリジナルアルバムはたった2枚ですが、「Don't Look Back Into The Sun」「What A Waster」など、アルバム未収録の傑作シングルをまとめて1枚で聴けるというのは強みです。ちなみにこの2曲、今ではこのアルバム以外に収録しているものは販売していません。
これを聴いてリバのかっこ良さに痺れたら、この後に2枚のアルバムを聴いてもそれほど損はないと思います。
ちなみに日本盤だとさらに「Vertigo」と「Musid When The Lights Go Out」の2つの良曲がボートラに入ってます。が、これらはそれぞれオリジナルアルバムの1st、2ndに入っている曲ですので、ベストを聴いてからオリジナルに進むつもりであれば輸入盤で十分だと思います。
リバティーン [DVD]
17世紀イギリスの退廃的で独特な雰囲気、
蝋燭の灯の下で繰り広げられる様々な出来事。
主人公が魅力的だし、全体的な暗さもリアル。
詩人と女優の魂の共鳴、別れ。そして、宗教。
見どころの多い重厚なドラマにやられました!
「自腹を切らねば人生は学べない」
「人に嫌われる理由は無知か嫉妬だ」
「これでも私を好きか?」
愛人も女優も去ったのに、死の床まで共にいる
あの妻はすごい。見上げた根性だと思いました。
役者陣も素晴らしい!見応えのある内容で、
初めてジョニーっていい役者だと思いました。
西欧の歴史や文化に興味のある方にお薦め、
私的には退廃的な物悲しさがツボでした。