
マンガ法律の抜け穴〈8〉詐欺・悪質商法篇―日常に潜む危険と誘惑全14話
マンガ法律の抜け穴シリーズの「詐欺・悪質商法篇」
最近は物騒な世の中になり、直接犯罪に手を染める例も増えてきたが、相変わらず無くならないのが、ここに紹介されている、いわゆる「抜け穴」を使った悪質な詐欺事件や商売だ。
「法律の抜け穴」とは、違法でもなければ合法でもないという、微妙な部分を悪用し強引に弱者につけこむ例が多く、資本主義最大の汚点と言えるだろう。
弁護士があふれるほどいるアメリカでは、「法律の抜け穴(ループホールと言う)」の弁護を専門職とする弁護士がいて、多くの「マルチ商法」はアメリカで生まれ日本に伝わってくる、西洋の資本主義の文明や社会では「金儲け」こそが正義であり、いくら弱者(被害者)が訴えたところで負け犬の遠吠えにしかならないのだ。
だが、日本にはまだ「信用」という社会モラルがある、現代の資本主義社会において、唯一脆弱な「信用」を守るために本書を参考にして欲しい。