ライヴ+モア! [DVD]
今や伝説と化しているオジー・オズボーン。まだまだ動きが若く素敵です。
すっかり渋いギター職人、否、ギター仙人のようになってしまっている
ジェイク・E・リーも、時に激しく、時にクールに、そして美しくプレーしている
姿が素敵です。
今は亡きド派手大好きドラマー、ランディ・カスティロも、
この時代だからこそ違和感なく存在している、ベースのフィル・スーザンも
みんな格好よいのです。
オジー作品では、オジー自身も含めあまり評価の高くないアルバムのプロモツアーで、
だからこそ貴重な映像でもあり、80年代のLAメタル全盛時のライブ映像という意味でも
重要な作品で、間違いなく必見です!
ダイアリー・オブ・ア・マッドマン ライヴ・エディション
ジャンルとしてはヘヴィーメタルであるにもかかわらず、高貴な芸術作品の薫り高きオジーの2作目。
今回同時発売となった“ブリザード・オブ・オズ 血塗られた英雄伝説 レガシー・エディション”と共に、
ファンにとっては涙なくして聴けない作品です。
ランディーの存在感はもはや絶対的となっていたはずなのに、
これが彼にとってのスタジオ最終作となってしまいましたね。
後にはランディーの死…印税のトラブルによるベース&ドラムの完全差し替え等々…
1stアルバムと共にでも話題に事欠かないこの超名作が今回は嬉しいことに未発表ライヴ音源をプラスし、
DISK1ではリズム隊がボブ・ディズリーとリー・カースレイクのオリジナル音源での復活です。
2002年のリズム隊差し替えリマスタリング盤と同様に、ランディーのギターパートがクリアーになっています。
特に流麗なピッキングによるボブの芸術的ベースは、ランディーの乾いたギターサウンド、
オジーの中〜高音域のボーカルライン、そしてクラシカルな雰囲気漂う
“トゥナイト”などの曲でもしっくりと心に響きます。
また、マイク・ボーディンのドラムはハイハットの音がメタリックでやや耳障りでしたが、
やはりリー・カースレイクだとその辺がバランス良く安心して聴けます。
“トリビュート”は1981/5/11のクリーヴランド公演が大元になっていましたが、
DISK2は“ミスター・クロウリー”のキーボードパートから想像するに、
今回はそれよりも以前、つまりドン・エイリーがツアーに同行する前の公演でしょうか?
冒頭のSEはカットされていますが、曲間でのオジーのMCが完全収録されています。
ランディーのやさしい面持ちとは裏腹なアグレッシヴなプレーにグイグイ引き込まれます。
スーサイド・ソリューションに続くソロ内容は「トリビュート」と少し異なりますが、
とても素敵です。スティール・アウェイ後半ではトミーのドラム・ソロも堪能できます。
オーバーダブが行われていない(もはや不能)ためか、音全体のリアル感が格別です。
今回のフォーマットの発売にかかわった全ての方々に感謝です!
オズボーンズ 1stシーズン <コンプリート> [DVD]
この親にしてこの子供ありって感じですね。オジーのファンでなくても十分楽しめます。海外のホームドラマのように、笑い声が聞こえてきそうな、ウソのような日常生活にびっくりです。ただし隣人にはなりたくないかな。
続編も出るようなので、すごく楽しみにしています。
ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説 レガシー・エディション
ブラックサバスを脱退したばかりのオジーのソロとして、衝撃的なデビューとなったこの作品。
今回同時発売となった“ダイアリー・オブ・ア・マッドマン ライヴ・エディション ”と共に、
こちらもファンにとっては涙なくして聴けない作品です。
後にはランディーの死…印税のトラブルによるベース&ドラムの完全差し替え等々…
2ndアルバムと共に今でも話題に事欠かないこの超名作が今回は嬉しいことに未発表音源をプラスし、
なおかつリズム隊はボブ・ディズリーとリー・カースレイクのオリジナル音源での復活です。
2002年のリズム隊差し替えリマスタリング盤と同様に、ランディーのギターパートがクリアーになっています。
明らかに不自然だった“アイ・ドント・ノウ”冒頭の効果音も、ばっちりオリジナルに戻っています。
特に流麗なピッキングによるボブの芸術的ベースは、ランディーの乾いたギターサウンド、
オジーの中〜高音域のボーカルライン、そしてクラシカルな雰囲気漂う曲にしっくりときます。
また、マイク・ボーディンのドラムはハイハットの音がメタリックでやや耳障りでしたが、
やはりリー・カースレイクだとその辺がバランス良く安心して聴けます。
(10) ユー・ルッキン・アット・ミー、ルッキン・アット・ユー:
〜ランディーがかつてクワイエット・ライオット時代に書いた “Breaking up Is a Heartache ”を
上手にアレンジした佳曲。ギターソロの部分が結構好きです。
(11) グッバイ・トゥ・ロマンス (2010ギター&ヴォーカル・ミックス):
〜オジーのボーカルとランディーのギターパートのみのMixですが、あまり物足りなさを感じさせません。
これほどまでに心に響く美しい旋律の曲だったのかと、改めて感激してしまいます。
(12) RR(Randy Rhoads guitar solo):
〜わずか1分そこそこのランディーのギターソロ。ライヴでも弾かれていないフレーズの数々に、
またしても胸がしめつけられました。
あれから約30年の年月を経て、まさかこんな音源が新たに聴けるとは思ってもいなかったので感慨もひとしおです。
かつての企画物LP“ジ・アザー・サイド・オブ・オジー”にも収録されていた“You Said It All”の
ライヴバージョンも収録されていればさらに完璧でしたね。