The Beach: Motion Picture Soundtrack
音楽のチョイスがすこぶるいいダニーボイル監督。
その監督の映画、「ザ・ビーチ」のサントラです。
前編通じてクール&リラックス。
6畳一間でも、冷房効かせてお香でも焚けば?そこはもう南国の楽園です。
テクノ系が好きな方にとってもオススメです。
とにかく気持ちいい、疲れを忘れさせてくれる音です。
ノー・マンズ・ランド [DVD]
戦争(紛争)が抱える矛盾をコミカルかつシニカルに描いた作品。笑いながらも、やはり消化しきれないラストはその現実を痛々しく表現していると思います。
日本版オフィシャルページにあった伊賀大介氏(スタイリスト)の、この映画を肯定することをただ「スタイル」として表現していることが悲しいです。
ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)
本書を読んでもっとも示唆的だったのは、国家が遂行する「戦争」の広報を請け負うPR会社が存在することを、倫理的に断罪するのではなく冷厳な現実であり、かつ必然であるとしている点である。
取材対象となったPR会社は、確かにきわどいこともやってはいるが、情報操作とまで断言できるようなことはしていない。後々マスコミに暴露されるようなスキャンダルを抱え込んでいては、会社として存続していくことは不可能なのだ。
反対陣営のミロシェビッチ側に雇われたとしても、このPR会社は同様の緻密性と徹底性をもって確実に成果を上げていっただろうと思わせるに足るほど、「プロフェッショナル」という言葉がピタリと当てはまるような仕事ぶりなのである。だからこそ全米PR協会は賞を与えるにふさわしいと判断したのだろう。
国際報道機関が巧みに誘導され、その報道機関が国際世論を誘導していく。そして戦争の勝者となるか敗者となるかの鍵の一端を国際世論が握ることになった意味と重さを考えされられた。
そういえば、当時千葉大学の岩田昌征教授が孤軍奮闘、「ミロシェビッチ=悪人」説の底の浅さを痛烈に批判していたのを懐かしく思い出した。
24 オリジナルサウンドトラック (CCCD)
シーズン3までの主な場面での音楽を収めたサントラ。
音楽はシーン順ではありませんが、どれも聴けばその場面が思い出されます。
効果音はCTUの内線音と、外線音(?)が二つ収録されてます。
ブックレットにはショーンカレリーの話や、曲ごとの解説などが載っていて分かりやすいです。