It’s a wonderful world
ベスト盤「肉」「骨」発表後の第一作目。音が“ロック方向”ではない、全体的に優しい雰囲気が漂っています。
何故だろうと調べてみると、ミックス担当のエンジニアが初期のアルバムを担当していた今井邦彦さんに変わっていました。
今作はとてもバラエティ豊かな楽曲が並んでいると思います。
ミスチルにしか作れないど真ん中ポップの「蘇生」、AOR系の「渇いたキス」、ミスチルにしては珍しく疾走感のある「youthful days」、
リズムアレンジが最高な実験作「ファスナー」「Bird Cage」「Love はじめました」、小品だが愛しい「いつでも微笑みを」、そしてラブソング「Drawing」「君が好き」。
ソングライターとしての桜井さんの実力が如何なく発揮された名曲ぞろい!(「UFO」は蛇足な気が・・・)
自分は特に後半の流れ「君が好き」〜「It's a wonderful world」が大好きです。というか、ミスチルのアルバムの中で一番好きな流れですね。
“忘れないで 君の事、僕は必要としていて 同じように、それ以上に想ってる人もいる”の部分に、腹の底からこみ上げるものがありました。
そういえば、2001年9月号の「JAPAN」誌で桜井さんはこう話していました。
“ロックよりもポップのほうがタフだと思う。少数派であるが故の正しさがロックの美学とするならば、そこから外れていくべきだ。”
この発言に思わず唸り深く共感したわけですが、これって上記の歌詞と地下で繋がっていますよね?
“天才は言い訳しない”とは過去の桜井さんの弁ですが、それを地でいった、ポップ全開の傑作だと思います。
ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪/ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!(DVD付)
OPのラララは「始動」「躍動」「シャウト」の3ピースから構成されるロックぽい曲です。
心地よいメロディから始まり、中盤の「大きな声で歌おう。犬も歩けばハモリだす」から盛り上がり、
後半は叫ぶように高く美しく響く工藤さんの声が強く語りかけてきます。
後半の力強さは素晴らしいです。
印象的な出だしのギターリフを基調にしました心地よく元気がでる感じの曲です。
EDのパワフルは進行はオーソドックスですが、使用されています楽器がハンパなく豪華です。
トランぺット。サックス。トロンボーンが音楽に自然に融合しています。
途中のソロは聴き応えあります。
陽気な感じのダンスミュージックで聴いているだけで心が躍ります。
CDの音源はTV版よりも音質が良いので、ライブ感が素晴らしいです。
目の前で演奏されているような感じになります。
演奏メンバーさんも、そうとうな実力者の方々が勢ぞろいしております。
アニメ曲でこれだけのメンバーを揃えておりますのは、そうとうにまれな事だと思います。
音楽のプリキュアだけに、曲への力の入れ方はそうとうな物だと感じました。
両曲ともインスト曲が収録されていますので、各楽器の音を楽しむ事も出来ます。
昨年のハートキャッチパラダイス以上の躍進が期待できます曲だと思います。
ワンダフルデイズ (5) (まんがタイムKRコミックス)
出て来る登場人物のほとんどが妖怪なのに
このまったり日常系の流れは何なんでしょうか(笑)
壱さんはもう子供に戻る事は無いんじゃないか?と言わんばかりのダメさに。
零も岡田荘のメンバー入りかと思わせる程の溶けこみっぷり。
その他の住人も色々と設定が掘り下げられて来ています。
この巻ではイチ押しなのが碧子と零の絡みでしょうか。
読み進む度に少しずつ碧子の反応が変わり始めて…
今巻ではカラーで大人バージョンのたきびさんが見られます。
カバー裏も書き下ろしが入っており、サービス満点です。
あとがきでは作者さんが震災に巻き込まれたとの事ですが、
作者さんにはこれからも東北の人たちを励ます漫画を書き続けて欲しいですね。
wonederful world on DEC 21 [DVD]
今までミスチルのアルバムこそほとんど買っていますが、DVDは初めてでした。アルバム「IT'S A WONDERFUL WORLD」からライブがなかったミスチルの一夜限りの復活を描いたこのDVDにしましたが、ライブ感があって良かったなぁ。あのアルバムの感じが随所に出てて、その他の曲(例えば、「名もなき詩」「ニシヘヒガシヘ」「虹の彼方へ」など)もその世界を壊しておらず、いい選曲だと思う。そして、最後の「HERO」がやっぱりいいし、さらに最後の桜井和寿のMCの「ありがとう」が実感こもってて感動しましたね。小林武史さんが未完成のDVDを世に出していいものかどうか、と云うようなノートを残していますが、それがライブだから、いいと思うし、かえって完成度が高いDVDはつまんない(CDとどこがちゃうねん!)と思うので、このDVDは良かったと思う。
それから手の込んだことに2枚目のDVDではライブ演出用の映像やミスチルのメンバーと小林武史さんがこのライブを観たコメントが収録されており、決して付録ではない充実度。特に後者は、プロだから気付くミスやハプニングが起こったときの状況やメンバーの気持ち、あの曲を入れた思いなどがメンバーの口から語られており、それを観てから、もう一度ライブ映像を見るのも面白い。大満足の作品です。