私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO)
石平氏の本の中で最も読み応えのある本です。ひとりの中国知識人が成長につれ、毛沢東と中国共産党の非道さに目覚めるさまは、現代中国が抱える矛盾、中国人の悲しさを感じさせます。彼は本当の意味での愛国者だと思いますが、その対象は自らが理想をする中国像と中国文化であり、現実の中国にはどこにも存在しません。石平氏は古代中国の理想が日本にのみ生き続けていると主張しますが、個人的にはちょっと褒めすぎなのではないかとも感じます。個人的に失敗だったのは、この本が『私は「毛主席の小戦士」だった―ある中国人哲学者の告白』の改訂版だったことです。わたしはすでにこの本を読んでました。しかし、まだ石平氏の著作を読んだことがない方には、お奨めできる本です。
あさき、ゆめみし(通常版)
PC版プレイ済。発売前日に届いたのでやり込んでフルコンプしました。
今作は過去PCで出ていたソフトに新ED・新ルートが追加されたものです。
PC版であったミニゲーム(本編とは関係ない)やオマケボイスもきちんと収録されていたり、音や演出も変更なく過去PC版をプレイしている人でもそれなりに楽しめる作品となっていました。
システムは、選択肢を選んで進めて行く方式で、誰かと会話するか退魔師ランクを上げるかを選ぶ方式です。ノベルゲーに部類されるかと。
簡易ロード・セーブ完備でスキップがとても速く快適。
主な追加点といえば、PC版ではBADENDしかなかった安綱が攻略可能になっていることです。それだけで買う価値はありました。
攻略キャラは安綱+メインキャラ5人+隠し2人(+鬼ED)で9人となっており、その中で追加要素があるのは5人(安綱含)です。
隠しキャラには一切追加要素はありませんのでご注意をば。
また、新ED追加と公式でもありましたが、EDとして追加されてるのは一人でした。他は合間合間の幸せそうな小話が一人頭凡そ2ヶ所程追加。
今作でシナリオライターさんが代わり、追加要素と小冊子の小説はその方の書下ろしではありましたが、【あさき、ゆめみし】の世界を壊すことなく限りなく丁寧に描かれています。
スチル絵も新スチルと旧スチルでわかりやすいぐらいに差がありますが、どちらも綺麗なので私はあまり気になりませんでした。
元々のシナリオを併せ、ぐっと来る場面もありますが、やはりシナリオ自体は少し弱いな、と思いました。
7月の終わり〜8月中旬までの短期間で繰り広げられる鬼と過去との闘いなので隠しキャラ以外割と主人公が最初から好かれまくっていますし、
恋愛に発展する描写というのがあまりなく、いつ好きになったのか。というのが曖昧で若干駆け足気味。
某隠しキャラに関しては甘い要素などスッパリ抜け落ちてあっさりEDで謎放置。設定資料の用語集でちょっとだけ回収、という具合です。……でも好きですが。
全体的に和風テイストで、キャラ同士の掛け合いが物凄く面白く、主人公は退魔師であるため足手まといにならずしっかりと戦っているのでそこは好感が持てます。
やり込めば一日、二日で終えられるものですが、かなりの数で主人公が死ぬEDだったり流血EDだったりしますのでその類が苦手な方はプレイを控えた方が良いかと。BADENDの数が結構多いです。
ストーリー進行には関係ありませんが、やり込み要素として称号集めがあります。これが存外苦労するかもしれない…。
隠しキャラが一番好きだったため豪華版で購入したのですが、予約してから隠しキャラには追加要素が無いと知ってショックを受けました。
ですが、豪華版の小冊子での書き下ろし小説に隠しキャラ2人の話が入っていたのでとても満足です。特に『切望』は胸が熱くなってしまい……。
小冊子では、PCの初回限定版設定資料集で載っていなかったカラーイラストもいくつかあり、書き下ろし小説もあり、PSP版ならではのラフ画もあり、
と読み応えがありますが、用語集・キャラ紹介に変わりはありませんのでご注意を。
ドラマCDも約40分というボリューム且つギャグも外していないので最初から最後まで楽しんで聞かせて頂きました。
何より、OP・ED・挿入歌がとても雰囲気と合っていて何時聞いても惚れ惚れします。
初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク(ジャケットイラストレーター:左 )【数量限定初音ミクの消失ストラップ付き】
初音ミクとは?
その存在に迫るという興味深い作品でした。
多くの人間に愛されながら、その形が一つではない。
人間一人ひとりの愛し方がそのまま『初音ミク』であると僕は考えていますが
もし自分の形が幾千幾億もあったら、きっと自分が分からなくなるだろう。
けれど、それでも存在し続け、皆に残る何かを残す。
素敵なことです。
正直、曲のほとんどを知らないまま購入いたしましたが、
曲一つ一つの完成度と、アルバムとしての完成度、物語としての完成度が
絶妙に絡み合い、初音ミクという存在に迫らずにはいられない作品でした。
今では大好きなアルバムの一つです。
一度はじっくり聴いて
初音ミクという存在と、その愛し方の一つの可能性を感じ、
その存在に対する考えを、吟味してみると良いのではと思います。
タイヨウのうた プレミアム・エディション [DVD]
この映画をどういう面から見るかによっては批判の対象になってしまうかも知れないですが、そこはどんな映画、ドラマであっても同じはず。
私はXPという病気についてのドキュメント番組を昔目にした事がありその事については知っていました。
それと私はこの映画だけじゃなく、映画の原作も読みましたがやっぱりキャスト陣も中々合っていると思う。純愛と言う点でも余り深さこそ感じないが、XPを知らない人、またXP以外の病気だとしてもこのような立場にいる人の気持ちなども分かるようになりました。私は単純にこの映画は凄く素敵な作品だと思う。
あさき、ゆめみし(豪華版:特製冊子&豪華版ドラマCD同梱)
追加イベント&CGがいいですね〜。イベントが回想できる様になったし。愁ちゃん大好きなのであの月の下での告白シーンはエンドレスで楽しんでおります。ここのBGMがとても素敵♪サントラ出ないかな〜。そして注目のバッドEDで流れるモノローグで号泣でしたね…。切ない!でもいい!何だか愁ちゃんの事ばかりで申し訳ないです。追加点は他にも安綱さんが攻略できる様になったのが大きいかな?あ〜でも虚空とも仲良くしたかったですね。追伸 ミニゲーム時のBGMは何であんなに怖いんでしょうか…?