フィールズ・オブ・ゴールド~ベスト・オブ・スティング 1984-1994
STINGに興味を持たれたなら、これから入るといいかも。
この人の曲は、うっとおしい梅雨空もロンドンの霧がかった空に変えます。
(どんな部屋にいても(笑))
家事をしながらBGMにしていたのが、結局椅子に座って聞き入ってしまっています。
まさしく、彼は音楽家・・・
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
1企業の究極の目的はメイクマネーである、といいきった前著ザ・ゴールの主張はキャッシュフロー経営がようやく普及し始めた日本において、新鮮な輝きがあった.本書は、その後の著者の思想の修正が現れており、新たな目的として、顧客価値、従業員価値を高めるべし、の二つが加わることになった.メイクマネーはすなわち株主価値を高めるに過ぎない、という反省だ.
2アレックス・ロゴが格闘して生み出すのは、既に日本でもおなじみのソリューション・プロバイディング、あるいはコンサルティング・セールス、の手法と同じである.顧客の問題を解消してあげること.言うは易く行うは難し.
3アレックスは3つの会社の建て直しに成功する.そう、例え会社を売却しても皆ハッピーになる方法はあるのだが企業価値を高めて他オーナーに渡すM&Aの視点は、手の打ちようがなく売却する日本の経営者には教訓となるはず.
4本書は、多くの人は、「思考プロセス」の解説書だという.だが残念ながら本書で論理ツリーが使いこなせるようになる人は皆無だろう.この点は、「思考プロセス」の解説書か、近年本屋を賑わす問題解決法・論理思考法で優れたものが幾つかある.
5本書は小説であるが、前著に比べ小説の面白みは薄れたようだ.前著では、妻のジュリーがなぜ夫のことを理解できないのか不思議で、妙にリアリティーがあったが、本書では思春期の子供とのわずかな葛藤があるのみ.弱々しいアレックスが懐かしい. と、色んな読み方ができる本です.
ワールドサッカー ウイニングイレブンDS ゴール×ゴール!
前作からのリピーターです。
前作から1年以上、手持ちのDSソフトの中でも非常に長く楽しめている作品です。
長く楽しめている要因は、
やはりPS2等の据え置き機と違って短時間で手軽に遊べることと、
対戦相手に困らないwi-fi対戦でしょうか。
基本的な内容は前作と変わりませんが、
前作でザルすぎたキーパーが多少1対1に強くなり、ゲームバランスは良くなりました。
アクションとしてはアーリークロスが増えたくらいです。
また、ゴールリプレイ時にはカメラがより自由に動かせるようになり、
ほかにも、試合中の歓声が多少にぎやかになったり、
選手に顔写真がついて髪型にも違いが出たり、
前作で不満だった点に一定の改善が見られます。
据え置き機の現行ウイイレと比較してしまうと別モノと言えますが、
実況が無い点をのぞけば、ベースはPS1時代のウイイレです。
ドリブル、キック等の感覚は、滑っている感じのする現行ウイイレより
こっちのほうが個人的には好きです。
またレーダーが別画面で見やすい点は、唯一DSのほうが優れている点とも言えます。
余計なものを極力そぎ落としたシンプルなウイイレですが、
実況やグラフィックにこだわらない方、
最近の据え置き機のゲームが面倒になってきた方、
PS1時代のウイイレが好きだった方なんかにはオススメします。
激走!地球一周40,000kmの軌跡 間寛平アースマラソン完全版 BOX 中巻 [DVD]
(以下文は、上巻に記載した内容と同じですので、悪しからず。)
日本テレビ(土屋Pを中心に)が、主にWEBを通じて発信し続けていたアースマラソン。
それは間寛平が大地を駆け、そして海を渡る過酷な道のりを余すことなく“リアル”に届けている。
醍醐味はやはり多種多様な情景を見せる大自然を味わうこと、各地で出会う人々とのやりとり、
何よりも間寛平の“息遣い”だ。
僕は、youtubeを通して全ての動画を見た。だからこそこのDVDには一方ならぬ期待を寄せていた。
そんな観点からレビューを書きたい。
■良かった点
・長時間にわたる映像を、テンポよく収録しているので非常に見やすい。
・チャプター分けしているので、見やすい。
・何度も書くが、映像がリアル。大自然の情景をとくと味わえる。
・オーディオコメンタリーを入れてくれたのが非常に良かった。寛平の率直な気持ちを聞くことが出来る。
・初回特典には、ゴールテープが封入されており、間寛平の字が尚更リアル感を持たせてくれる。
・上・中・下巻購入者には、間寛平のサイン入り足型色紙が「もれなく」贈られる。
■悪かった点
・はっきり言うと、ナレーションは消せる設定にして欲しかった。初めて見る方には説明が必要だろうが、ゆっくりとアースマラソンを味わうのに、雑音を消したかった。
・テレビ番組仕立ての感もある。上記も含めて、youtubeでアップされているような形にして欲しかった。
・当然ながら膨大なシーンからの編集なので、カットされているシーンが多い。
まぁ、当然良い点もあれば悪い点もあるわけで、エゴを言い出したらキリがありません。
なんだかんだ言って、しっかり満足しているからレビューを書きました。
アースマラソンファンも、気になっている方も、絶対に買いです。
とにかくこのアースマラソンには勇気と毎日の生きる楽しみを与えてもらった。
ゴールまであとわずかだが、大阪でのゴールで寛平さんを迎えられるのを心から楽しみにしている。
最後まで長文を読んでいただき、ありがとうございました。
Story Seller〈3〉 (新潮文庫)
このシリーズ今回で終了とのことで残念である。
沢木耕太郎、米澤穂信など好みの作家の読み切りがあり大変満足。中でも沢木耕太郎の「男派と女派」は今までの人生でどちらに影響を受けたか?というもの、視点が面白く極めて示唆に富む。