ちょこ旅京都―おさんぽ気分でまち歩き
松鳥むうさんの描いたかわいいイラスト満載のページを眺めていますと癒されます。写真で撮ればあっという間なのに、丁寧にかわいい絵を仕上げてありますので、温かみが伝わってきます。地図もお土産物もすべて手書きだと印象が変わりますね。読み物としてのガイドブックというイメージでした。
勿論ガイドブックとしての役割も十分果たしていますし有用です。取り上げられているお店は結構目新しく、比較的リーズナブルなところを中心に掲載してありますので、安心して入れそうです。「ちょこ旅」というイメージどおりです。
66頁の「妖怪ストリート」は興味を惹きました。一条通りの大将軍商店街は知っていますが、このような趣向は知りません。妖怪ラーメンもあるわけですから。
96頁の一乗寺や白川付近は観光地ではないのであまり知られていませんが、愛すべきかわいいお店が一杯ありますし、イラストで見ればその可愛さが倍加されたように感じます。
124頁で取り上げられている宇治も落ち着いた街です。平等院が有名ですが、お茶どころですし、周辺には鄙びた寺院もありますので、おススメのスポットです。描かれているお店は老舗が多く定評があり、京都市内とはまた違った景観が楽しめます。
内容を書きますが、字面からはその温かみが伝わらないのが難点です。
古寺めぐりと宿坊、トロッコと保津川下り、恋の神さまと癒しの森と…、着物で夜景めぐり、天神さんと妖怪ストリート、京都駅周辺をふらふらと…、鴨川とちょっぴりアート、本とおやつの小さな旅、渋くて素朴な京の道、歴史の町でほろ酔いめぐり、平安のかほりとお茶づくし、という11コースを紹介しています。
ベスト・オペラ100
本家の「ベスト・クラシック100」はフェイドアウトや「主要部のみ」が多いが、こちらはフェイドアウトはそれほどない。
いくつかあることはあるが、オペラのコンピだから仕方ないだろう。
演奏や歌は申し分ないので、オペラを気軽に楽しんでみたい人にはいいと思う。
収録曲をよく見ると、主にDisc1,3,5はモーツァルトとイタリアの作曲家、Disc2,4,6はフランスの作曲家とワーグナーという構成になっている。
だから、Disc1,2,3...と聞くとやや違和感があるが、奇数Disc、偶数Discに分けて聞くと、つながりが出てくる。
CDの作成者は、いろんな曲をちりばめる意図でこうしたのだろうが、せめてフランスとワーグナーは分けた方が良かったのではないかと思う。
劇場版 XXX HOLiC 真夏ノ夜ノ夢 プレミアム・エディション [DVD]
週刊ヤングマガジン連載・CLAMP原作「xxxHOLiC」初アニメ作品にあたる劇場版を収録したDVDです。
対価と引き換えにどんな願いでもかなえるミセを構える、現代の魔女・壱原祐子が
招待されたコレクターオークションで巻き込まれる奇妙な事件を描いています。
シナリオの内容はやや希薄で、
『HOLiC=中毒(意訳)』とテーマを劇場版ならではの緻密で妖艶華美な背景、
レイアウトなど映像美で魅せる実験的な作風になっています。
HOLiCってどうよ?と作品自体を知らない人はTV版を観てからの方がいいですね。
しかし、ProductionI.Gの手がけた秒単位で描き込まれる映像の美しさはまさに芸術品。
日本アニメのこだわりの技を観て、コマ送りでいじって楽しむことが出来ます。
ただ元々、ハイビジョン製作だったようで525i収録のDVDではその情報量を持て余している感が否めません。
(※以上の理由から★-2点)
また、同時公開された『劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの姫』とは
2匹のモコナを通じて視点の異なるザッピングシナリオの要素を加味していますので、
双方の作品で異なる視点からその場面を見てみると味わい深いこと間違いなしです。
プレミアムエディションにはオーディオコメンタリーや舞台挨拶など様々な映像特典もプラス。
TV版の展開にやや気だるさを感じた人は切れ味抜群の劇場版がお薦めです。
60分というサクッと見られる尺の長さもいい感じかと。
眠れないほどおもしろい日本神話の物語 (PHP文庫)
鳥遊まき「眠れないほどおもしろい日本神話の物語」を読了。日本神話に興味がありましたが、いきなり古事記や日本書紀を読む根性もなく、欲求だけ残っている状態でしたが、今回本書を発見し、迷わず購入。若年層向けの入門版ですが、日本神話の全体像が理解できました。
神様の誕生から日本の神話上の成り立ち、天皇家の誕生等さまざまなことが容易に理解できる良書。表紙のイラストで見くびってはいけません。ここまで解りやすくするにはかなりの気合がないと出来ません。良書です。ヤマトタケルからヤタガラス(サッカー日本代表の胸にもいます)の話、ヤマタの大蛇の話等、知っていることもありますが、その個々の話は「神話」の中で、大きな流れの部分でしかないのです。本書を読むことで全体像を掴むことができます。
そういった意味で入門編であり、日本神話の全体像の理解には最適な書であります。
劇場版 ツバサ・クロニクル鳥カゴの国の姫君 [DVD]
いつもの話と違いどんどん進んでいき、絵も綺麗で小狼も黒鋼もファイもとてもよく動いています!!エンディングの牧野由依さんがうたっている「アムリタ」も必見です!!!特典映像のアフレコ映像なども今までみたことのないツバサクロニクルの裏側が見れます!おすすめです。\(^o^)/