Finale User’s Bible 2008/2009/2010
30日に到着。久々の改訂が出たが、中身は9割同じ。しかし前書きに、「Finale本体に付属のチュートリアルなどで学習
すれば身につくような入門的な質問項目を割愛し、Finaleをある程度使いこなしているユーザーに対象を絞り込みました」
と明記してあるので文字通りであってテクニック実例集であってそこらの解説本のような基本を説明する本ではない。
先頭から読む必要は無いし、必要なテクを目次から見つけて必要に応じてそれを自分の楽譜制作に適用していく使い方だ。
よって購入してから「この〜の説明のあの部分が(不足していて)分かりづらい」とか「このテクを書いてあるとおりにやって
みても同じようにならない」とかいうような人は、正直この本を使うレベルに達していないと理解するべきだ。チュートリアル
やマニュアルを熟読しFinaleの基本を理解するのが先だ。それを分からずにこの本は不親切とか言うべきではないし、その
ようなレビューが今後載ったら無視をすべき。
今Sibeliusという強力なライバルがバージョン6まで(2010年8月末現在)進み、Sibeliusにスイッチする人も多いと言われ
ている。しかしこのようなプロの超絶テクの蓄積があるからこそ、またそのプロ達がそのテクをこのように一冊の書籍に
纏めてくれて一般レベルユーザーに惜しげもなく公開してくれるからこそFinaleを使い続けるのだ。必携の本だ。
全日本吹奏楽コンクール2009 Vol.10<高等学校編V>
子供が高校の吹奏楽部に入っています。その定期演奏会で演奏された「ラッキードラゴン〜第五福竜丸の記憶」という曲に、深い感銘を受けました。(ベンシャーン、アーサービナードの詩画集 「ここが家だ」に題材をとった曲なのだそうです。)
ほんろうされるひとと船を、荒れ狂う海のうねりとともに、美しいメロディで描きだした曲です。
その曲を探して、このCDにゆきあたりました。
このCDは、「高校吹奏楽の甲子園」として有名な「杉並区 普門館」大会の参加校の演奏を録音したシリーズの、一枚です。
「ラッキードラゴン」を演奏しているのは埼玉県春日部共栄高校です。
(このCDに収録されている演奏はどの学校のものも、高校生の部活の演奏とは思えない、クリアな演奏ばかりでびっくりします。)
ただ、大会ですので演奏時間に規定があり、「課題曲と自由曲をあわせて12分」 という短時間の演目のため、長尺の「ラッキードラゴン」はかなり短くカットされた構成になっています。
このCDで聞ける課題曲は、「コミカルパレード」 「マーチ 青空と太陽」 「ネストリアンモニュメント」 「躍動する魂〜吹奏楽のための」の四曲です。(私は個人的に、吹奏楽の「マーチ」を聴くのが好きです。)
マイ・フーリッシュ・ハート
昨年スタンダーズ25周年記念いうて
満を持してだしまっせ、のこの盤が出たとき、
演奏が2001年と聞いてたいそう落胆したものだ。
それじゃ20年にもならないじゃん!
どうしてこんな古いのを(涙)
といいつつ、聴いてみると、良いのである。
これが。
いまとなっては古い録音だが、それなりにサプライズがある。
あるからゆるしちゃお、ってことで、1年後愛聴盤になったのだから
人間わからないものだ。
では、この盤でのサプライズとは何か
キースがいつになく荒っぽい。テキトーで軽い。そして激しい
それが実にジャズしているのである。
特に
Ain't Misbehavin'
Honeysuckle Rose
You Took Advantage Of Me
の3曲はえ!キースがこんな事しちゃっていいの?
ってくらいジャズくさく、楽しい。思わずニヤニヤしてしまう
うきうきスタンダーズなのである。
へ〜、こういうのもあるんだ、こりゃ確かにオクラ出しダネ
といまでは思っております。ハイ