A Year of Mornings: 3191 Miles Apart
何度となく見返してはイメージソースに使用しています。
四季は日本だけのものと思っていましたが、
その時その時の空気感が見事に切り取られ、
(といってもそんな堅苦しさを感じさせるわけでもなく…)
清々しい朝、空気が張りつめたような冬の朝、
またそんな寒さの中でほんのり温かい蒸気を感じるような朝、
色んな温度を感じ取ることができます。
こんな緩い時間が悠久に続いていくような、気持ち良さを感じさせる一冊です。
カンパニー・メン [DVD]
豪華キャスト。ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナー、4人のアカデミー俳優が共演。マリア・ベロまで出ている。でも、派手なのはそれだけで、地味な社会派映画です。
高級住宅街の豪邸に住みポルシェを乗り回す男が、社会情勢の変化で一瞬にして職を失う。エリート意識は再就職の邪魔にしかならず、迫りくる無収入の日々への恐怖を忘れようと消費行動をやめない。失業の現実を直視できない主人公とは対照的に彼の妻子は窮乏生活への準備を進めている。物語は、会社一筋に生きてきた男たちが、そのよりどころを奪われたときに胸をよぎる感情をリアルに再現します。“なぜオレがクビに”という驚きは怒りに変わり、“きっと見返してやる”という思いは不採用が続くうちにあきらめから絶望になっていく...。
そんな人生のどん底で、家族の理解と支えがいかに励みになるかを教えてくれる。優秀な自分ならば、すぐに新しいポストは見つかると考えていたボビーの思い上がりは不採用の連続でズタズタにされ、一家を養う必要から義兄の大工仕事を手伝うようになる。どこか肉体労働を見下していたボビーにとって、それはプライドを捨てること。一方で、誰にでもできると思っていた単純作業でも、プライドと責任感を持って取り組んでいる人間がいることを知る。ボビーは豊かな消費生活がこうした人々の低賃金労働の上に成り立っていたと気づき、額に汗して体を使う充実感も手に入れる。
ボストンが舞台だし「ザ・タウン」の監督もしたベン・アフレックだから、そのまま“地に足のついた”仕事でラストを迎えるかと思いきや、“俺はコレで食べてきたから”ということで再起を計る姿は前向きで感動させられます。もちろんそこに自分が育てた会社から放り出された元重役も一枚噛んでいる。でも放り出された全員が、ではないのがこの作品の冷静さでしょう。
昔日の繁栄した面影は跡形もなく荒れ果てた廃工場群は、マネーゲームに奔走したあげく働く尊さを忘れてしまった米国人の象徴。閉鎖された造船所でトミー・リー・ジョーンズが語る部分に、この作品のテーマが凝縮されているような気がします。
泣きやまない赤ちゃんに ほーら泣きやんだ!クラシック編
この前のバージョンの商品で我が子を育て、余りの効果に、
今では新米ママになる友達みんなに誕生祝いとしてプレゼントしていますが、
みんな「ホントに泣きやむよー!」と喜んでくれています。
胎内音が入っているのがいいのか、うちの子も本当に静かになって寝ました。
特に、昼と夜の区別を付けていきたい生後2〜3ヶ月の頃、夜に部屋を暗くして
これをかけると、「あぁ寝る時間なんだな」と落ち着いて眠れたみたいで、
大事なリズム作りに一役買ってくれました。お陰で昼夜の区別はバッチリ!
うちの子のときは何だか知らない曲だったのですが、これは自分の好きな曲や
子供に聞かせたい曲を選べて、親までリラックスできて最高です☆
モンテッソーリの幼児教育 ママ,ひとりでするのを手伝ってね!
我が家の長男は、赤ん坊の頃からとにかく癇が強くてよく泣き、わたしはいつもヘトヘト、大変苦労していました。モンテとの出会いはこの本を通してです。
その後モンテの幼稚園と出会い、そこでも色々勉強させていただきましたが、とにかく精神的にも、肉体的にも楽になりました。
お蔭様で二人目の育児は本当に自信を持ってできましたし、楽でしたよ。
本のような立派な対応でなくても大丈夫です。子供の邪魔をしないで、良き同伴者でいればいいだけです。つまり見守るだけです。理由がわかるから、落ち着いて見守れます。もちろん、甘やかしではありませんよ。
あれから5年経ち、本当にモンテッソーリ教育と出会って良かったと実感しています。6歳までのお子さんがいるお母さん、どうか手に取ってみて下さい。人生が変わるかもしれませんよ。
マリアビートル
伊坂幸太郎という人は、ファンタジー作家なのだな、と改めて思う。ミステリなんて、どれもが非現実的な部分を多かれ少なかれ持っているのだけれども。キャラクターがあって、名前のない人々。記号としての人々が、非現実的な世界で今を生きているだけ。登場人物の誰にも感情移入しがたい設定だ。だから、現実的な教訓とか感動とかとは、根本的につながらないのだ。それなのに、こんなに面白い物語がここにある。読後の印象が、深いとか、鮮やかとか、すっきりとか、そんなものは目指していないのかもしれない。ただ、ただ、小説の世界を体験していくだけの楽しさ。これを読んでから、またグラスホッパーを読んで、また楽しめた。