NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX―1(season1)[DVD]
私は昔から大河ドラマが好きで、八代将軍吉宗から毎作視聴していますが、今回の龍馬伝が歴代1、2位を争うほどのお気に入りです。どこらへんが面白いのか?私なりに下にまとめてみました。
○映像
これまでの大河ドラマと違って、撮影方法が斬新。私はカメラ技術とかは詳しくないのですが、このドラ
マを観ていると、まるで幕末にタイムスリップしたかのような気分になるのです。雨と泥土に苦戦しなが
堤工事を敢行する龍馬、土ぼこりで体も衣服も汚れながら鳥かごを売る弥太郎…。「汚すぎる」という批
判もあったようですが、私は彼らの汚れっぷりにリアルタイムで生きている人間の必死さを感じて好感を
抱きました。
○個性的な登場人物
不遇ながらも不屈の精神で成り上がろうとする弥太郎、尊皇攘夷の道を突き進む武市半平太など、強烈な
個性を持った人物たちがたくさん出てきて、彼らのその個性が物語(歴史)をひっぱて行きます。やはり
歴史とは人がつくりあげていくものなのですね。そんな中、序盤の龍馬はどこにでもいる好青年といった
感じで、まだ何ものにも染まっていません。ドラマに登場する個性的な人物たちと出会って影響を受ける
ことで少しずつ成長していきます。
○名シーン、名セリフが多い
龍馬伝にはメッセージ性の強いセリフやシーンがたくさん出てきます。私が特に感銘を受けたのは、第1
回で龍馬が身分差別で下士をいたぶる上士に「上士も下士も同じ人間だ」と言うシーン、それから、第7
回で病の父・八平が龍馬に「この世に生を受けたからには、己の命を使い切れ」と諭すシーンです。この
2つの言葉が龍馬伝という物語の主要テーマになっているのではないかと思います。
というわけで、以上が私が感じた龍馬伝の魅力です。
あと、今までの大河ドラマのDVDは前編と後編に分かれていて、ものすごく高かった(5万くらい?)のが、4部にわけてリリースしたおかげで、そんなに手を出せない金額ではなくなったことが嬉しいですね。(全4BOX買うとやっぱり高いけれど…B0X−2発売までにお金をためるぜよ!)
司馬遼太郎原作 竜馬がゆく CD-ROM
司馬遼太郎の名作「竜馬がゆく」のCD-ROM。竜馬の活躍を映像(写真、手紙など)、資料、年表を見ながら追えます。
小説を読んだときは時間軸がうつろで、ただ竜馬の活躍に心を揺さぶられてましたが、CD-ROMの年表を見ると、実際のいわゆる竜馬の活躍は28歳から享年の33歳までたったの5年間でした。驚きました。
たった5年でこれだけ忙しい人生を送ったなんて、時代が時代ながら奇跡的!やはり竜馬はすごい人です。
小説とはまた別の「竜馬がゆく」を楽しめます。お薦めです。
維新の嵐 幕末志士伝
このゲームは、幕末を知るには、良いゲームだと思う。史実上の人物としては土方歳三と坂本龍馬の2人でしかプレーできないのだが、それぞれの行動しだいでは、史実以外のシナリオで楽しめる。例えば、龍馬は死なないように暗殺回避をする。だとか、土方歳三ならば、函館で戦死しないように、進めることもできる。史実通りに進んでも、また楽しい。他に、話し合いはカードで行われる。このカードの内容は、史実のものだから、解説を読むと、とても勉強になる。幕末好きの、私はとても気に入った作品である。また、フリーキャラクターでプレーしても、楽しい。
幸せを導く未来の暦
私は著者に会った事が無い。しかし3.11の大震災以降注目されている著者のことはネットを通じて知っていた。この「幸せを導く未来の暦」のオビに「東日本大震災」を予見して大注目!とあるが、ほとんどの人が私と同じような経緯で著者を知ったのではないだろうか。言うまでもなく東日本大震災は巨大地震と大津波の災害に加えて複数の原子炉が同時に破壊され、メルトスルーしたという点で、人類史上初めて経験する災害だ。その震災を契機に「世見」を発信し続ける著者に注目が集まるのは当然のことだろう。この著書では震災後の各地を訪れる著者が写真と共に掲載されていた。
「光があることに感謝」という言葉は、この著書のなかで一貫して流れている思いだと感じた。
いたずらに不安をあおる予言本とは違い、いろいろな災厄や苦難は続く「世見」はあるけれども、命があることに感謝し、光があることに感謝して、知識がある人は知識を、財力がある人は財を、力がある人は力を持ち寄って、共生できる「地球家族」を創っていこうという、日本や地球全体への深い愛情がこの本から伝わってくる。