封神演義 完全版 1 (ジャンプ・コミックス)
中国の古代国家、殷の時代のおはなしで、殷の時代に立つ妲己という妖怪が美女に姿を変え、殷の皇帝をはべらかし、殷王朝を滅ぼそうと企てる。それに対し仙人界で太公望という一人の仙人が数々の妖怪仙人をたおし、妲己の計画を打ち破る「封神計画」を実行すべく人間界にやってくる。
歴史小説にも関わらず、宝貝という古代武器や、術を使う導師、さらには霊獣などもでてくる、なんともSFチックな作品である。原作を読んでいないのでどこまでオリジナルかは分からないが、藤崎先生が、ギャグもおりまぜながらコミカルに、かつシリアスな内容を崩さないように上手く描かれている。
このマンガ、少年ジャンプで1996年に連載されていたときから好きだったのだが、そんなガキのころにこのマンガの面白さをどこまで理解できていたのかは怪しいものである。きっとこのマンガの絵の綺麗さが好きだったんだろう。たまたまコンビニで見かけた豪華版の表紙は驚くほど綺麗で、部屋に全巻並べてみたいと思いました。
さて今回、2000年に連載が終わったので実に5年ぶりに封神演義を読むことになりました。豪華版を見かけた数日後、先輩に借りて全巻一日で一気に読むこととなってしまいました。そして今回、改めて読み直してみると、昔には気付くことのできなかった面白さに気付くことができました。魅力的な各キャラクター、数々の感動の場面。きっと「歴史マンガ」ならではのおもしろさがそこにはあったのだと思います。
何よりもこのマンガの魅力は綿密かつ、壮大なストーリーでしょう。ほかのマンガでは味わうことのできないスケールの大きさはは本当に驚嘆します。数々の伏線や出来事は全て一つの終着点へと向かっていくのです。なんか「ストーリー」で勝負するマンガって感じですね。
ユダヤ人に学ぶ危機管理 (PHP新書 549)
史上幾たびか、絶滅の危機に直面してきたユダヤ民族が、なぜ今まで存続できたか。危機管理の観点から、その答えを求め、イスラエルに2年間滞在。戦地や危機現場を訪ね、写真を撮り、考えた成果です。
イスラエルは、ローマとの戦に敗れ(135)、国は無くなりました。しかし国が解体した後でも、この民は、移住先の国に同化せずに、民族文化の同一性を保っていました。それが、父祖の地での母国再建(1948)に繋がっています。著者によれば、民族伝来の「教え」を護持し、そこから学び、それを次代に教える民の熱意と仕組みが、同一性を維持させました。「教え」には、「成文律法」である旧約聖書(タナハ:モーゼ5書、予言書、諸書)。さらに「口伝律法」を分類し書物に纏めたもの(ミシュナ)。その注解(バビロニア・タルムード)があります。破壊された神殿や祭司中心の宗教に代り、伝承の「教え」を共同体の掟とし、シナゴーグでラビによる律法教育を行なってきたそうです。
心の核と共に、その軍事能力も生き残りの一要因です。徴兵制があり、しかし小人数の現役軍の役割は、本隊である予備役投入まで敵を抑える合理的仕組み。戦史談からも、高い統率力、作戦の論理性の鋭さが判ります。圧倒的に数量的に劣っていたゴラン高原で、敵戦車軍団を壊滅させた鮮やかな作戦指揮の話。新しい形態の戦争。自国民を追い出す役目に、躊躇する兵士への心理教育。また社会の精神的崩壊、さらに政府と軍に、野獣のような行動を取らせて、世界に正当性が崩壊したことを示すのを戦果とするテロリストとの闇の戦い。扱いが難しいインティファーダへの狡猾な戦い方など。この国民の乾いた合理的知性の凄さを感じます。異教徒に包囲され、常に臨戦態勢の小国の日常生活が、よく判ります。海で見えにくいのですが我国の危険度の高さを考えると、我々も心の準備をしておくことが、大事に思えます。
紙のからくりカミカラ 恐竜編
恐竜のかたちが楽しめます。
すこし細かいところもありますが8歳の子がひとりで作って、がたがたしながらもちゃんと動きました。
夏休みにぴったりでした。
あとで1を買いましたが、この恐竜編のほうがつくりやすいようです。
己龍全国単独巡業「夢幻鳳影」-千秋楽-2011年4月17日赤坂BLITZ<初回生産限定盤> [DVD]
兎に角画像が荒い><
ブリッツのカメラのせいなのか、用意したカメラのせいなのか、ドラム固定カメラとステージ上カメラからは特に悪く勝手にモザイク状態(;_;)
ショップの購入特典が無かったのでamazon購入にしたが、安く買えて良かったかも^^;
特典があるならまだしも、正規の値段で買うのはファンとしてもちょっと・・・という感じの仕上がりだと思います。
画質にこだわっている様な事も聞いた事があるので、次回のDVDに期待したいです。