小澤征爾 / マルタ・アルゲリッチ [DVD]
オザワとアルゲリッチの掛け合いが素晴らしいです。
アルゲリッチの力強く魅力的な響きと、小澤征爾のアンサンブルに込められた哲学が絶妙に融合し、トータルとして、大変素晴らしい音楽が作り上げられています。是非一度聞いて見て下さい。
名曲で綴る世界の旅 DVD-BOX
音楽はとてもよく名所によくあっています。ナレーションが無いので、音楽も同時に楽しむことができます。仕事を終わった後に30分癒しの音楽で旅行気分に浸っています。ただ、画質はあまり良くないので、それを期待している人には不向きかも。
バッハ:マタイ受難曲(全曲)
同じ大編成なら私はリヒターをとる。クレンペラー氏はマタイやベートーベンのミサでもそうですが、癖が出過ぎ。冒頭一曲目の男性人のビブラートといい 全く透明感と言うか…丁度フォーレ レクイエムのクリュイタンス盤のように聴こえます。
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 全3幕 [DVD]
この『魔弾の射手』も、他の多くのドイツオペラと同様、最近では現代的あるいは抽象的な演出で上演されることがごく普通になっています。しかしこの作品の持つ、ドイツの国民的オペラとしての性質を味わうには、このDVDのような、原典に忠実な設定による映画仕立てのものをまず最初に観ることが一番でしょう。往年の名歌手たちの美声もさることながら、演技・衣装・舞台装置等のどれをとっても、ドイツ的な雰囲気にあふれており、この作品が、少なくともオペラの分野では後進国とみなされていた当時のドイツで、熱狂的にもてはやされた理由が納得できるような気がします。ただ惜しむらくは、伴奏を務めるハンブルクのオーケストラが、しばしばよい意味でのドイツ的荒々しさに欠ける面があり(例えば有名な「狩人の合唱」の前奏など)、つい「これでオーケストラがドレスデンかバイエルンあたりだったらなあ」と思わせてしまうあたりでしょうか。
オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密 [DVD]
これは面白いです。すごい作品です。オーケストラの団員へのインタビュー、演奏風景、演奏以外のさまざまな日常の風景、などなどを巧みに織り合わせながら、しかも演奏される音楽と微妙なところまで合致させながら、音楽することの喜びと難しさ、そして人間が生きることの喜びとすばらしさを表現しています。メッセージや表現が押しつけがましくなく、しかし確固としているところが、監督の手腕なんでしょうね。団員がみんな、いい顔していますし、こういう味のある表情や談話を引き出すのも、やはり監督のすばらしさでしょうか。