グッド・ロッキン・トゥナイト~サン・レコードの栄光 [DVD]
マイナーレーベルの歴史をドキュメント化したDVDとして、企画ものとしてはありかと思います。
ただ、歴史をアーティストで辿るべくもう少し過去の所属アーティスト演奏シーンがあっても良かったと思います。
内容の大部分は、老人になったSUNレコードの創始者Sam Phillipsと創業時の仲間たちとの昔話を収録した内容で、これで2時間はちょっときついかな。
一応、見所としてPaul McCartney,Ben Folds, Mark Knopler,Robert Plant,Kid Rock,Matchbox 20らによるSUN代表曲のライブがありますので、これは貴重な映像と思います。
15年ほど前に実際にSUN Stuidoを訪ねたことがあり、今回の映像(ただし10年前の映像ですが)でも当時と変わっていないことが見れて個人的には満足ですね。
Keyboard magazine (キーボード マガジン) 2011年 04月号 SPRING (CD付き)[雑誌]
当たり外れが多いような気がする雑誌だが、今号では、小室哲哉氏の新作アルバムの各曲の意図を本人の言葉で聞くことができる。
また、同氏の特別音源も付属CDに入っているので、お得感がある。
<YouTube>
http://www.youtube.com/watch?v=mVk4hGjZZiA
ベン・フォールズ・ライヴ [DVD]
このアルバムは、ピアノ1台で世界中を回ったライブ
記録です。その音は、楽器1台とは思えぬほど、躍動感と
叙情性にあふれています。
アレンジを施した既発売の曲達も、既にピアノだけで
完成していたことが、はっきりわかります。
優れたアーチストの”生の音”を聞きたければ、是非
お勧めしたいアルバムの1つです。
ラインホルト・メスナーの肖像
本当に内省的な曲のオンパレード!疲れて家に帰って来て、布団にもぐりこんでから聴くと、全てをゆだねなれるような感覚になります。
一曲めから、驚かされる。なんだこのピアノの曖昧なメロディーは??って思っていると、「川で溺れる!」みたいな叫びと共に曲は一気に破滅していく雪崩という感じ。
2曲目の切ない秋の夕暮れみたいなのも良いし、MESSも「床の上には埃まみれのアルバム…」というあたりが真っ暗根暗でどん底です。でも、重苦しさというよりは、寂しさをそのまま飲みこんでくれる旋律に酔ってしまいます。
また、ARMYやREGRETにでてくる「おばあちゃんのアップルパイをも一つチンし」「おばあちゃんが死ぬ前、加減の悪かった時、一度もお見舞いにいってやらなかった。後悔、後悔…」というおばあちゃんの描写が好きです。
HOSPITAL SONGのけだるさもいいし、整形手術推進??みたいな曲もレッドネックという社会的地位の倦怠感がうかびあがってて、おしゃれでおもしろい。ジェーンのセピア色っぽさも良いし、飛行機に乗る歌も都市のビル群の明かりが滲んで目の前をゆれているような心地よさ。
私が初めて買ったBENのアルバムがこれ。だから、逆にアップテンポの疾走感溢れる楽曲になじむのに時間がかかりました。
Ben Folds: Rockin' the Suburbs
多少簡単にアレンジされているところもありますが、原曲のキーで採譜しており、もともと勢い良く演奏する人ですし自分で味付けしながら弾けば楽しめると思います。なんと言っても名曲が揃っていますし、洋書楽譜でこの値段は安い。満足です。