間違いだらけのキッドと~くんのお宝携帯動画

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初音ミク/DVD「ミクの日感謝祭 39's Giving DayProject DIVA presents 初音ミク・ソロコンサート〜こんばんは、初音ミクです。〜」 2010年3月9日にZEPP東京で行われたコンサートを最初から最後までストレートに収録してあり、字幕や楽曲紹介なども一切なしというもの。映像のエフェクトもなく、当日のステージをほぼそのまま追体験できる。途中、去年のライヴで使用されたミク映像を使った楽曲が2曲入るのだが、やはり今回のミクのほうが圧倒的に出来がいい。

ヒット曲が途切れることなく続き、人間のシンガーでは不可能な演出も盛り込まれており、100分強の長丁場を最後まで飽きさせない構成は見事だ(作曲者がステージに立って一緒に演奏する曲がいくつかあるが、そこでも紹介などはまったくない。このへんはさすがに少々寂しい。とにかく全編ひたすらミクに焦点を合わせている)。ミクを投影するスクリーンに観客の姿が映り込んでいるのも、ファンが360度ミクを囲んでいるように見えて微笑ましい。ちなみにミクの映像は3Dで作成されているが、レーザーホログラムのように横から見ると立体的に身体の横が見えたり厚みがあったりするものではなく、平面に投影された2次元映像である。「アップになったときミクの映像が粗く見える」ことに関しては、他のレビューで光学ズームではなく編集時のデジタルズームによるものとの指摘があるので、そちらを参照していただきたい。余談ながら、付属するカラーブックレットの中身がショボい理由も、そのへんから察することができるだろう。

スクリーンに投影されるミクは映像なので、会場にあるスポットライトが当たれば霞んでしまう。だから、実際にはミクにステージライトが当たっているわけではないのだが、あらかじめライティングまでも考慮した陰影を含む映像作りがなされていて、まるでその場にミクが立って歌っているかのような錯覚を引き起こす。音と映像のシンクロにしてもそうだが、一体どれほどの労力が注ぎ込まれたんだろう?

技術面で公開できない部分もあるのかもしれないが、そういった制作現場のバックステージも是非見たかった。かなうことなら、メイキング映像を収録したディスクを付けてほしかった。しかし、現場の苦労を欠片も見せず、お祭りだけを徹底して見せることを選んだこのパッケージは潔く、素晴らしい。

悪魔くん~ようこそ悪魔ランドへ~ [VHS] 待望の第2段です! 夢と感動が詰まってますよー。首人形が過激かも? でも、おもちゃとかも可愛い☆
朽木の灯(初回)(DVD付) まず歌詞カードを読んだ時点でお腹いっぱいになりそうでした。
どの歌詞にもムックの世界が詰め込まれていて素敵です。
普通に聞くと歌詞を聴き取りにくいところが多々あるので最初に歌詞を読んでから聴くとよりイメージしやすいです。(音を楽しむのも全然有りですが!)
繊細だけどハード。心地よい重さに酔えます。

雑誌のインタビューでメンバーも言っていましたが『朽木の塔』でしめるのが良いですね。12曲目にふさわしい曲だと思います。


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