パターン認識と機械学習 上 - ベイズ理論による統計的予測
Mitchell本(Machine Learning)に替わり,現在の機械学習の定番教科書との声が高い
Bishop本が早くも邦訳された.
Dudaの「パターン識別」の翻訳書が絶版となってしまった今,
和書でパターン認識・機械学習の教科書は,これしかない.
レビューをするのが畏れ多いほど,著名な精鋭研究者たちによる翻訳だが,
非常に読みやすく翻訳されており,訳書というよりも,彼らの著作(和書)
という印象を受ける.
原書を読んだときは,英語ということもあって大学院生でないと厳しいと
感じていたが,翻訳を読むと,学部生でも読めるような気がしてきた.
演習問題の量が多く,演習書としても申し分ない.問題の約半分は解答が
ウェブで公開されているので,独習の際にも非常に助かる.
内容については目次で細かく説明されているので割愛するが,
本書で特に強調すべき点は,図を多用し,イメージをつくること,理解する
ことを重視しているということ.
翻訳でもこのスタイルはしっかりと守られており,カラー刷りにもそのこだわり
が見える(それが値段に反映しているのかもしれないが...)
数式もある程度の深さまではきちんと理解できるよう,付録もついており,
こちらも丁寧に翻訳されている.
難点を挙げるとすれば価格だけ.
ただ,機械学習をこれから学ぶ学生学んでいる学生であれば,
現在本書以外に選択肢はないと思う.
費用対効果を考えればお買い得だと思う.
Javaの格言―より良いオブジェクト設計のためのパターンと定石
代表的なデザインパターン、イディオムの意図について丁寧に解説
してあります。
1.拡張性の高い設計
2.変更箇所を局所化する設計
3.コンパイラレベルでエラーを検出する設計、イディオム
という観点で、Javaのイディオム(コーディングレベルでの定石)、
デザインパターン(クラス設計レベルでの定石)を解説しています。
結城氏のデザインパターン本や、ファウラー氏のリファクタリング
もいいですが、3つ目の視点の導入という意味では、本書が一番
よいのではないでしょうか。
本書がより多くのプログラマへのお勧め本としてセレクションされる
ように、5つ星をつけてレビューしました。是非皆さんも読んで下さい。
パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測
下巻はSVM、グラフィカルモデル、サンプリングなどの最先端の内容が説明されています。
上巻では確率論の基礎から線形回帰、線形分類、ニューラルネットと体系立てて進んできたのですが、下巻は最先端の内容だけに若干バラバラな印象を受けました。その分応用よりになっていると思います。
洋楽ベストヒット100
この商品は、普段洋楽を聴く事の無い僕でも、ほとんどの曲が聞き覚えのあるものでした。ただ、各曲がカットされていたりして、全て収録されていなかったので、その点が少し残念でした。価格があと千円位高くても、全曲完全に収録されていれば、星五つにしていました。
ベスト・オブ・ベスト フルート名曲集[全70曲]
フルートのCDが欲しくて、特にフルーティストの好みなどもまだわからなかったので安くて曲数の多いこちらを購入しました。
技巧的な問題は置いといて、とてもいいCDでした。
これだけ入っていたらかなり充実した内容です。有名な曲もたくさん入っているし、ブックレットにはひとつひとつの曲の解説が書いてありますから、どんな曲なのかがよくわかります。
ガロワはそれなりに著名なフルーティストですし、技巧的には問題ないと思います。あとは好みの問題ですね。私は好きです。
良いフルートの音を聴きたい、でもお金が無いという方はこちらを買えば一度にたくさん聞けるのでお勧めします。