沙粧妙子 最後の事件+帰還の挨拶(SPドラマ)DVDコンプリートBOX 全5巻
とりあえず、VHSが捨てられるので喜んでいます(笑)
猟奇的な題材をTV枠で放送する場合、
血や惨殺死体などの視覚的な演出が使えないため、
心理とイマジネーションでの恐怖を表現しなくては
いけないのですが、
このドラマは、理知的に犯罪を積み重ねる人を
相手にしなくてはならない部分に恐怖があります。
犯罪者の心理を
羊たちの沈黙では、”女性になりたい変身願望の埋め合わせ”
ツインピークスでは”いろんな要素が絡まった超自然現象”
など、理解し難い者とし
見る側と、レアな犯人像との距離が置けますし、
このドラマでも前半、犯人と距離を置いて鑑賞出来ますが、
しかし、それらが全て前振りであり、
クライマックスでは、見る側に不条理なハプニングでは無い
”純粋な悪意”が提示されます。
TVシリーズでなければ出来ない仕掛けだと思いますし、
”純粋な悪意”を表現した作品は希少に思います。
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自分の様に内容を知って手元に置きたい人が
殆どだと思いますが、
ネタバレパッケージはどうかと思います。
初見の方は、箱のあらすじを読まず
目をつぶりながら
ディスクを外して下さい。
そのほうが面白いです。
LOVE STORIES III(CCCD)
特に聴きたいのは、ブレッドの「イフ」。番組とマッチした美しいメロディは最高です。TVドラマを知らない若い人にもおすすめです。
現在、この曲を手に入れようと思っても、ほとんど不可能なので、こうしたアルバムはうれしいです。
沙粧妙子~最後の事件~第2巻 [VHS]
当時、ジュディフォスター主演の「羊たちの沈黙」のヒットから”プロファイリング”を扱った”サイコ・サスペンス”が多数作られましたが、
本作は、それらの日本で最初の作品だったと思います。
ドラマは、現在はその猟奇的な内容から封印されているのかもしれませんが、
浅野温子の迫真の演技と、良く出来た脚本による、その先の読めない凝った展開が、印象的でした。
また、共演の柳葉敏郎、佐野史郎、飯島直子、黒谷友香、ゲストの広末良子、香取慎吾、国生さゆり、まだ無名だった頃の反町隆史、神田うの
などの出演者も多彩で興味深いです。
また作品において、音楽も重要な要素で、毎回、強烈なインパクトのオープニング曲、音楽は、岩城太郎氏。
エンディング「レディ・ラック」は、あのロッドスチュワート!TVでは本人の映像も少し流れますが、毎回ドラマ終盤であの印象的なイントロがかかるのがカッコいい。
そのうえ挿入歌には、マドンナの「ラ・イスラ・ボニータ」を使用するというなんという豪華さ。
非常に内容の濃い、凝った作品でした。
Something To Remember
マドンナのバラードベストだが、他のアーティストに較べてキャリアも長く、ヒット曲も多いマドンナだけあって、名曲がずらり。1985年のヒット曲から1995年のオリジナルまでの曲が年代に関係無く並んでいるが、良いメロディは時代を超えてそれぞれ違和感なく聴けるのだなと痛感。
No.1ヒットのCrazy For You, Live To Tell, Take A Bow, This Used To Be My Playgroundを収録。全米2位となったI'll Rememberなどサントラからのヒットもまとめて聴けるのが嬉しい。個人的に好きなRainなども含め聴き応えあるバラード集でマドンナファンでなくても楽しめる内容だ。
沙粧妙子 最後の事件
「白線流し」「あぐり」「アナザヘヴン」「人間の証明」「義経」「氷の世界」など、多くの映像作品を手掛ける作曲家:岩代太郎の1995年作品。ドラマ「沙粧妙子 −最後の事件−」のオリジナル・サウンドトラックだ。
沙粧妙子−最後の事件−:アメリカのFBIに倣い日本にも創設された犯罪心理分析チーム。そのリーダーであった梶浦圭吾は、異常犯罪者の心の深淵を覗くうち、自らもその世界に取り憑かれてしまう。同僚の女性分析官を殺害し、逃亡。チームは解散を余儀なくされるが、元メンバーの刑事:沙粧妙子(さしょう たえこ)は最近起きている不可解な事件の裏に梶浦圭吾の影を感じ取るのだった…。
サイコ・サスペンスならではの、「悲しさ」と「狂気」を湛えたメロディーはどれも素晴らしい。番組を見た人なら、聴いただけでその場面が「フラッシュバックする」感覚が味わえる。知性を感じる都会的なサウンド。電子ビートでありながら、ディスコのような耳障りにならない、滑らかで高音のリズム。不思議な軌跡を残しながら、しかし印象的な主旋律。捨て曲のない、高品質なアルバムだ。
メイン・テーマ「アンバランスト」はTV版(5)と、「もうちょっと聴きたい」人用 Extended版(14)の2種類を収録している。TVのメイン・テーマは、「いい曲なんだけど、1分30秒で終わってしまい、ちょっと物足りない」ケースが多い。その辺の配慮がされているのが嬉しい。
不吉な予兆のような「インヴィテーション」(1)、殺人犯を哀れむ悲しげな「ヒム・フォー・ザ・キラー」(11) など、テーマ以外も印象的な曲ばかり。必死の捜査も虚しく新たな事件が勃発する「マッド・マッド・マッド(Hyper Remix)」(9) に至っては、自分がサイコ・キラーに追われているような焦燥感さえ感じるほど。
「音楽がどの程度人に影響を与えるか分からないが、殺人事件の音楽を作るからには、聴いた人が殺人に走ってしまうくらい影響力のある曲を作りたかった」ライナーノーツで岩代太郎はこう書いている。「描写力」という意味ではそれに匹敵するくらいの力を持っていると思う。