ちぎれ雲 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
父、幸田露伴の最期と生前の思い出をつづる随筆選集。
次々と家族を失い、寄り添うように生きてきた父と娘の絆の深さを感じる。その偉大な父の死後、大きなものから切り放された、まさに「ちぎれ雲」のような心境がつづられている。そんな懐かしさのにじむ穏やかな文章の中で、父、露伴が死の床で苦しむ場面(「終焉」)とカマキリのくだり(「このごろ」)が一際リアルで心に残った。
はずかしながら幸田露伴の作品に触れたことはないのだが、ちょっとのぞいてみたいという気持ちにもなった。
Together!-タンポポ・プッチ・ミニ・ゆうこ-
プッチベスとはハロプロのベストであるのに対し、こちらはモー娘。の別ユニットである、中澤裕子、タンポポ、プッチモニ、ミニモニ。の曲をそれぞれ3曲づつくらい集めたベスト☆
それぞれの大ヒット曲を集めたのでかなりお得なベストだと思います。
それぞれのアルバムを買わなくてもシングル曲を集めてしまった感じで。
現メンバーで歌い直しをしていたりで、内容もプッチベストよりも濃いです。
これ1枚流しておけば、どれも大ヒットした曲ばかりなので盛り上がると思います☆
うさぎとトランペット (新潮文庫)
主人公は小学5年生の少女、宇佐子。何となく、微熱が続き、心身ともに不安定だった少女が、転校生と出会い、また吹奏楽団と出会い、そして自らもトランペットを吹くようになる。そういうストーリー。ちょっと、ヤングアダルトっぽいタッチの小説ですけれど、何より情景をあざやかに描く文章が、素敵です。ぼくたちは小学生の頃、どんな風景を見ていたのか、思い出して見たくなります。
同時に、同じように娘を持つ身としては、やっぱりいろいろ考えてしまいますね。どうしたって、なかなか娘の立場にたって考えてあげられないのが、親の限界なのかもしれないなあって。それだけに、同じ世代にあたる中沢さんの小説を読むと、いろいろと教えられたりもしました。
それにしても、この小説を通じて、主人公の宇佐子とともに、あざやかな一年間の景色の移り変わりを味わってみるっていうのは、なかなか楽しい読書になると思います
「灼眼のシャナ」OPテーマ 緋色(ひしょく)の空(通常盤)
テンポが良く、切れのあるサウンドを作り出す中沢。
そこにまみの圧倒的な歌声と歌詞がのる「緋色の空」。
スピード感に溢れ、聴き手を魅了する、
本当にカッコいい一曲に仕上がっています!
初回限定盤には「緋色の空」のPV(2種類)とメイキングが収録されています。
PVは非常に出来が良く、妖艶な動きをするダンサー2人に釘付け間違いなしです。
もちろんまみのカッコいい演出も見逃せません。