COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 2 - No Disc
今更(笑)ですがほんとビバップの音楽はアニメカテゴリーだけで縛れるものではないと思います。特に私はジャズ曲が全て優れてると…。ビバップを見てない老若男女の皆様方に是非聞いて欲しい~!この2で特におすすめしたいのはなんだかとっても切ない気持ちになる“The Singing Sea”です☆ジャケットのフェイも◎
ガニメデのクリスマス (ハヤカワ文庫 SF―アシモフ初期作品集 (1142))
「地球種族」
「金星の混血児たち」
「虚数量」
「遺伝」
「歴史」
「ガニメデのクリスマス」
「地下鉄の小男」
「新入生歓迎大会」
「スーパー・ニュートロン」
「決定的!」
「幽霊裁判」
「時猫」
一番面白かったのは「決定的!」である。
木星人が地球人を全滅させようとしている事に気付いた科学者が対策を練る話だが、
木星の惑星環境で生まれる科学技術を推理して、木星人は絶対に木星の大気圏を脱出することは不可能と結論する話。
そこで終わったら落ちが弱いので、実は可能にする技術の使い方も提示されてしまうが、
重力と重力ポテンシャルの違いなど、途中の推論が楽しい。
Eclipse 3.4 プラグイン開発 徹底攻略 Eclipse 3.4 Ganymede対応
Eclipseのバージョンアップに伴い、本の内容もそれにあわせてきちんとアップデートされている。Eclipseの拡張システムの根幹をなすOSGiについての解説なども含まれているのは良い。
Eclipseのプラグインを作るには、実際に機能部分のコードを書く前の「決まり事」が多くて疲れるが、一度この本でも読んで理解すると、そのきれいに設計されたプラグインアーキテクチャに感銘を受けると思う。そういう意味で、一度じっくりOSGiベースのプラグインアーキテクチャを使ってみたい、という人にはお薦め出来る。
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)
シリーズ二巻目に至り、謎は新たに進化する。ミステリの分野で言えば、『彼は何者か』から『彼はなぜそうしたのか』に移っていく。一巻目で曖昧なままに終ったガニメアンの正体が明かにされ、彼らがなぜ『優しい』のか解明される。それはすなわち、我々人類が『優しくない』ことの裏返しでもあるのだった。前作は5万年間の謎をとく事が主流であったが、今度の謎は2500万年間である。およそSF史上もっとも平和的な「ファースト・コンタクト」も描かれる(たぶん)。
今回の発想によく似た日本のSFを私は以前に読んでいた。半村良の『妖星伝』である。テイストはずいぶんと違うが、『地球という惑星は生物がお互い殺しあうところに特徴がある』という発想は同じである。どちらも同時期の刊行。『妖星伝』の場合はこの地球の未来に対してかなり悲観的なラストであった。果たして、ホーガンはどう決着を着けるのだろう。彼はかなり楽天的なようである。先が楽しみだ。