恋愛破局請負人
マリンハートから出ている作品で一番クオリティが高いと思いました。
まず、ストーリー。一見、軽い主人公なのですが、「別れさせ屋」の仕事をしていくうちに、恋をして、その恋をした相手の事を真剣に想い、心配し……と、精神的に成長していく部分もあったりして、なかなか奥が深い話になっています。また、選択によっては、お約束の鬼畜バージョンにも到達しますので、それが楽しみな方にも満足出来るストーリーになっているのではないかと思います。
キャラクター。これもパーフェクトです。落とせるキャラ全て、魅力全開です。どのキャラクターも全速力で落としたくなります! 実際私も全キャラ落として、コンプリート! 従弟のクールな上司、女装癖があるけど【攻め】で性格は男らしい同僚などなど。声が無いのが惜しい。
BGMもマリンハートの割には良かった。いつも「イマイチだな……」と思いながらプレイしているのですが、この作品に限って、シリアスなシーンに流れる曲が、なかなか素敵でした。
CGは少し粗があるものもありましたが、まあ許せる範囲です。基本的にキャラクターイラストは、綺麗でカッコいいと思います。
個人的には、主人公が遊び人(女性経験が豊富)→本気の恋に落ちるっていうストーリーに稀少性を感じて気に入りました。
童貞で女々しいキャラが主人公のBLゲームが多い昨今、このゲームはなかなか新鮮で、相当面白いと思います。
勿論Hシーンは濃厚で、H満足度は★五つです。
現代思想2011年9月臨時増刊号 総特集=緊急復刊 imago 東日本大震災と〈こころ〉のゆくえ
川上未映子さんの詩が素晴らしい。声に出して読むのにとてもよい詩です。
中井先生と神田橋先生の文章は、長年のファンだからもちろん読むけれど、
お年を召された印象が強い。
私は勝手に想像する。中井先生が、この雑誌がお手元に届いて川上さんの詩を読み
微笑む場面を。
どんな人でも、自分より若い人によってなぐさめられる。
震災の現場でも、そうではないかと思う。
ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!
最初にお断りしておきます。私はAmazonからは購入しませんでした。というのも、その前に書店でたまたま本書を目にして即購入したからです。ですから、レビューをここで書くことにいささかの申し訳ない気持ちがあります。しかし気になることがあり、厚かましいとは思いました書かせていただきました。私は、本書がAmazonで販売されていることを知っていたら、まず間違いなく購入したことでしょう。と、言うのは著者の前作(になると思いますが)「日本国債暴落のシナリオ」(中経出版)を読んでいたからです。これは主に日本の国債のことに絞って論じてありました。文章は読みやすく、内容も具体的でとてもわかりやすいものでした。そしてかなりの信憑性を感じました。ただ、一般的な経済解説書と異なり、アメリカ、ユーロ諸国、briscなど世界的な視野からの記述が少なくその点物足りなく思ったのです。それで今回の本書を見てすぐ飛びつきました。やはり私の期待どおりの著作でした。今回は特に原著が外国人の手になるものであり、それにわかりやすく解説が入る形式で述べられています。特に東日本大震災以後の日本と世界の金融・経済状況についても書いてあるので最新の情報を知ることもでき安心です。当然、情勢の見方としては原著者及び著者の立場からのものが大部分です。私も一部異論を唱えたいところもありました。しかし、1冊の本で世界のすべての金融・経済情勢について語りつくすことは不可能でしょう。その点本書はこれからの世界経済の流れと日本の行く末を予想する上で貴重なヒントをたくさん提供していると思います。できれば、前作の「日本国債暴落のシナリオ」とあわせて読むことをお勧めします。さらに、別な観点からの情報を補うためには「朝倉 慶」さんの一連の著作がとても役立つと思っています。以上、少しでも参考になればと思います。
LOVE~ある愛のカタチ~(DVD付)
やっとCD化!!この歌が発表されてからCD化される日をずっと待っていました!!
私の中では『1年2ヶ月20日』は、BRIGHT で一番好きな歌です(^∀^)NANAKAの綺麗な歌声が切ない曲調に見事にマッチして、とても素晴らしい一曲になっています♪
1曲目Love〜も、四人のハーモニーが素晴らしく、聴いていてとても心地いい一曲になっています★
本当に素晴らしい一枚です。
鈴木祥子
必要最小限の音で、声にもエコーを殆ど掛けず、生々しく体温が伝わる音で作られたアルバムであると同時に、集大成的でもあり、またこれがスタートでもある印象を受けます。そして、今の彼女のありのままの姿が封じ込められているのではないでしょうか?
収められている曲は、彼女が考える愛の形を一つ一つ表現している気がします。甘いだけがラブソングではないと言う矜持が感じられるのは、私だけでしょうか?
ポップな音であるにも関わらず、ヒリヒリとした痛みを伴う印象を受けますが、その痛みが私には不快に感じられません。感覚が麻痺しているのではなくて、その痛みが当たり前なのに、忘れ勝ちになっている日常への、彼女なりの回答なのではないでしょうか?
そして、彼女ももう40歳を超えたんだなぁ、と改めて感じさせてくれます。以前の様に声が出なくなった反面(仕方ないですよね)、声に積み重なった感情が表れています。好みは別れるでしょうが、個人的には、今の彼女の歌声の方が好きですね。