甘い生活 デジタルリマスター版 [DVD]
映画マニアを自称する人々は、フェリーニというと大体初期作品(「甘い生活」を含むそれ以前の作品)がいいという評価が圧倒的に多い。「81/2」以降はイメージ先行&ストーリー性の希薄さが指摘され、黒澤明までが苦言を呈しているのが少なからずショックであるが、ストーリーや政治的思想といった、ありきたりなイタリア映画の文法から開放されて、思う存分にイメージの世界に羽ばたいて行った、中期以降の作品こそ、フェリーニの真骨頂ではないかと思う。
「甘い生活」は、イタリア社会の暗部や矛盾を告発した社会派ジャンル“ネオ・リアリスモ”の系譜に入れられて論じられる事が多い。確かに、この映画の中には、当時のイタリア社会を風刺し、皮肉った描写が多くある事は事実だ。フェリーニ自身も、ネオ・リアリスモ運動の中から監督としてのキャリアを始めたことは間違いない。しかし、筆者は思う。この作品は、フェリーニがネオ・リアリスモというジャンルの中での頂点を極めた作品なのではなく、決別を表明した作品なのではないか、と。
この映画の中で最も有名なシーンは、トレビの泉と、ラストの、浜辺に打ち上げられたエイのような怪魚の死骸である。この怪魚の死骸は、当時の腐敗したイタリア社会の象徴だ、という解釈が定説になっている。その解釈に関して特に反論する気はないが、それ故にこの作品は“ネオ・リアリスモ”の烙印を押されてしまうのである。しかし、実は最も重要なのはその後である。他のレビュアーの方からの指摘も多いと思うが、映画のラストでは、浜辺に流れ込む川の向こうから、一人の少女が、実に清々しい笑顔でマストロヤンニに何かを呼びかける。その声は、人々のざわめきや波の音にかき消されて、マストロヤンニに届くことはない。しかし、このシーンにこそ、フェリーニが真に言いたかった事が込められているのではないか。
「確かに、この世は汚いものでまみれている。しかし、それでも私は、純粋、無垢で美しいものを信じる」と。
フェリーニは、太った女性が好みだと良く言われるが、それは“母性”を投影したキャラクター、いわば大人の世界を象徴するキャラクターなのである。実は、フェリーニが真に憧れの対象として描くのは「無垢」で「冒されざる」女性(あるいは少女)=それは他の作品にもたびたび登場する(ジュリエッタ・マシーナ演じるジェルソミーナやカビリアに始まって、「81/2」のクラウディア・カルディナーレ、や「そして船はゆく」の少女、そして「カサノバ」ではあまたの女性遍歴の果てにかの性豪が最後に選んだのは“純粋無垢”な自動人形の少女だったではないか!)のだが、“巨女”たちと比べるとヴィジュアル・インパクトが弱いためか、あまり言及される事がないのが残念だ。
「甘い生活」は、“映画監督”フェデリコ・フェリーニを育んだネオ・リアリスモへの最後の奉公であると同時に、決別を表明した作品なのだと、筆者は信じる。
そしてこの作品以降、フェリーニは少年⇔大人の世界を自由に行き来しつつ、めくるめく夢幻の世界・ヴィジュアルの冒険へと、我々を誘っていってくれるのである。
ストーリー?思想?そんなものはブンガクにかぶれたインテリの戯言だ。
フェリーニこそ映画だ!
Ciao! Cinema d'amore!!
STAR
リップ初めての赤ちゃんソング、すごく素敵です。
FUMIYAの奥様のコーラスもキュート★
ライブで盛り上がること間違い無しの曲がたくさん入ってて大満足でした。
あぁ、はやくライブに行きたい♪
元気をもらえるアルバムです!!!
女の都 【HDマスター】[Blu-Ray]
代表作として名高い「8 1/2」以来、フェデリコ・フェリーニの分身(スナポラツ)を演じて来た盟友マストロヤンニとの第3作目となる本作は、それまでの「カサノバ」までに観られる映画的パワーと比較すると、その衰えを指摘する向きが多い。
これは、長年の名コンビであったニーノ・ロータが亡くなった事とも深く関連してるのかも知れないが、個人的にはフェリーニ初体験となった本作は絶頂期には撮れない円熟さを感じさせ、どこか枯れた感じがかえって心地よく一番の愛着を持っている。
故淀川長治氏が当時、年間ベスト1に挙げていたのも、印象に残っている。
映画館の暗闇で楽しむ事がこれほど相応しい映画もそうはないと思うし、撮影や美術を堪能するにはスクリーンが最適なのは言うまでもない。
これまで、VHS、DVDと発売される毎に目ざとく買いあさっていた私であるが、画質や色調に満足できず、過去の数回に渡る映画館での体験で補足しながら鑑賞していたが、今回の国内初ブルーレイ化(フランスでは最近「カサノバ」と共に発売済みだが、リージョン違い)で、大いに期待が高まる一方である。
これを機に、メジャータイトルばかりでなく、美術品としても価値あるフェリーニ作品のブルーレイ化を切望してやまない。さあ、部屋を真っ暗にして奇想天外な一日をスナポラツと共に体験しよう。
脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
脳神経細胞が持つ本能はたった3つのみ。生きたい、知りたい、仲間になりたい、である。
神経細胞が集まって脳組織を構成し、好きとか理解するといた機能を生み出すが、この機能を守るための本能は「自己保存」「統一・一貫性」である。
スポーツ選手などがゴールに近づくと、「そろそろ終わりだ」と脳の前頭前野と前頭連合野の血流が少なくなって、タイムが落ちてします。ゲームなどをやっても正解率が落ちてしまう。
湯之上知子 甘い生活 [DVD]
谷間を強調してる作りの今作品ですが、前回の『You know?』の出来があまりにも良かったため、中途半端な作りに映ってしまいますね!
一応、“知ちん”が先生役で視聴者が生徒、という設定ですが、如何せんストーリー性がないので半端。
で、肝心の露出度についても中途半端です!!
チャプター2では股間接写があるものの水着は大きめだし、6の、足つぼマッサージで使った道具を谷間に挟む場面は、全貌が見られずじまい(≧ε≦)
11でのソファの背に乗っかってバストを押し付ける接写は、バスト全体が拝められないため逆にやらないでほしかった……。
さらに3で、TVのクルーが使う撮影用マイクロホンでパンチラを誘発するシーンは、理解出来ないつまらなさ。
10ではビニール風船を谷間に挟むことなく終わるので、一体何がしたいのか分かりません!
本当、中途半端だらけですが、ツボだったチャプターもあります(⌒〜⌒)
7での下からの接写は、バストの形がくっきり分かって良い眺めですね(≧∇≦)
8の脱衣所のシーンでは、「なんで、こんなんなってんのん?」とアソコを見て笑顔で話す“知ちん”に萌えました\(☆o☆)/
そして次の9で「なあ、してあげよっか?」なんて小声で言ってくる始末!これはもう、フェ○チオを想像せざるを得ません……なんて期待してたら、マッサージで終わるという悲しいオチ(-o-;)
唯一の救いが、下からずーっと“知ちん”の巨乳を見られたこと!
それも、シーン冒頭で始まった小声攻勢が、途中で普通の喋り方に変わってしまったので、エロさが失われてしまいました。
やっぱり、中途半端です(>_<)
最後に、チャプター12の『1人しりとり』で、「モスラ!」と言ってくれたことは最高でした!!