音楽とことば あの人はどうやって歌詞をかいているのか (P‐Vine Books)
13編のロングインタビュー、いずれも非常に興味深く読み応えがあります。音楽活動の内容もそれぞれ全然違う13人のアーティストそれぞれで、楽曲における歌詞の位置付けや重要度も全然違うし、詩のことばの取り扱いかたも全然違う。この本は「作詞指南書」と銘打たれていますが、そんな本では全くありません。ここまでよく聞き出せたなというぐらい、インタビューが各アーティストの深い部分にまで到達していて秀逸です。
ピアノソロ/弾き語り 安藤裕子 Selection for PianoⅡ
アルバム「Shabon songs」以降の好きな楽曲がたくさん入っていて、ご機嫌です。
書見台に乗せても、めくったページが戻らない適当な薄さ加減がちょうどいい感じ。
第1弾とほぼ同じページ数で価格が1.5倍になっていますが、
モッさんの編曲の妙を十分に活かしたピアノアレンジの質を
考えると納得のお値段です。CDの歌詞カードには載っていない、
間奏の歌詞やメロディーとリズムもわかるのも嬉しいポイント。
ねえやんの表紙、イラストも和みます。
もうカラオケに行かなくても、家でそれ以上に満喫できます。
ピアノの上のインテリアの一部、私の宝物です。
野口、久津川で爆死
レビューを書かずにはいられなくなった素晴らしい作品。
「クロなら結構です」をレンタルし、モーモールルギャバンの純粋な変態性に惚れ、購入。
全員が、やりたい事をやって、叫びたい事を叫んでいる。
それだからこそこのPOPさを出せるのだろう。
駆け抜けるメロディと頭の中をそのまま映し出したかのような歌詞に惹きこまれて、
聴けば聴くほど深く吸い込まてしまい、オープンカフェでパンティーを眺めながらカプチーノを啜っているかのような感覚に陥る。
ひとしきり妄想内でパンティーを眺め終わったら、次は愛という字に目を移し、
「あれ?こんな形だっけ?あれ?」と思い始めたらすぐに「サイケな恋人」を聴く。
自然に「パンティ」とつぶやいていれば成功。
恋人が臭くなってても成功。
現実でパンティを覗きこんだらバッドエンド。
とにかくベースがかっこいい。ベース音がすきならとりあえず聴いてみて下さい。マジで。
バイオハザード ディジェネレーション [Blu-ray]
話はいたって単純で、何の深さも捻りもなし。
さらに、銃声やヘリのプロペラ音など効果音の重厚感は今一つ、おまけに、
倒壊する建物の中をさんざん走り回る割に、汗やほこりにまみれることなく
髪も乱れず、終始涼しげな人物の姿がかなり不自然。リアリティ無さ過ぎ。
それでも、全シリーズをプレイするほど好きな自分には、時が経ち大人っぽく
なったレオンとクレア、そして手間をかけて描かれたGが拝めるだけで十分満足。
そう、これはあくまで、そんなくだらん喜びに浸れるバイオマニアだけに向けられた
作品なのです。
特典映像の一つに、劇中の場面を部分的に張り合わせて好きにセリフを
充てたギャグ映像があります。動画サイトによくあるMADを、製作者自ら
作ってしまうという遊び心に拍手。
私は、レオンが自分のギャラの高さをひけらかす一幕が一番笑えました。