ベスト・ピアノ100
安いのに有名なピアニストの演奏で非常にありがたいのですが、
家でゆっくり聴くときなどは音質の悪さに愕然とします。
そんなに神経質な人でなければ十分我慢できるとは思いますが、
僕はちょっと駄目でした。
スタニスラフ・ブーニン・プレイズ・ショパン・アンド・ドビュッシー [DVD]
このディスクは、1987年ドイツ、ミュンヘンでのライブを収録したものです。
ディスクに収められているのは、ショパンとドビュッシーの作品から13曲となっています。
この時期のブーニンは、まだソビエト共産党の管理下にあった?らしい。
そのためなのか、かなりのストレスを受けているように見受けられます。
ショパンは神経質に弾かれ、リラックスしているようには見えず、あまり良い出来ではありません。
ドビュッシーの「2つのアラベスク1番」では、ドビュッシーをショパン的に弾いています。
この曲はテンポはあまり揺らさず、分散和音のきらめきを淀みなく聴かせる方が美しいと思います。
ブーニンの演奏スタイル(パフォーマンス)は、実際に感情がこもってあのような表情や仕草になっているかどうかは兎も角、私は全く気になりませんでした。
どこかで聴いたクラシック ピアノ・ベスト101
ピアノの曲集をいろいろ探しましたがこのCDを購入しました。演奏は一流の人で良いですし録音も良くさすがレコードの名門であるDECCAが作った全集だと思いました。購入して大変満足です。また良い点の一つとしてCDの納められているケースがきちっとしたプラスチックのケースで、とかく不織布の袋のみという会社もありますがこの全集は大変価値感が高い商品となっています。ピアノの好きな人には最適な全集でしょう。お勧めの全集です。
ショパン名曲100
12人の演奏者で100曲を収録。
ショパンは他の作曲家の作品と違って演奏家のうがった解釈、奇抜な演奏を嫌います。
ここに収められてる演奏は基本的に安定したショパン、誰もが思い浮かべるショパン演奏で落ち着いて聴けます。
ただしセルジオ・ティエンポ。
これは別です。
葬送を聴いた瞬間、私の脳は青くなってシャットダウンした。
リズムもメロディーもハーモニーも全てぶち壊した演奏。
幼稚園児が人生最初に弾いたようなショパン。
3時間くらい船酔いしたような不快なもやもやが脳を支配した。
ウイキには好評を博したとか書かれてますがこれはショパンでは無いですね。
ティエンポ以外は死ぬまで何回でも聴けます。
追記
その後ティエンポを何回か聴くうちに演奏の深さに気付きました。
ショパンでは無いがその独特の情感、寂しい曲をベートーヴェンの弦楽四重奏のように絶望的に悲しく弾く能力は評価できる。