Islands
87年発表の12作目。マイク・オールドフィールドは特に好きなアーティストで、未だに頻繁に聞くのだが、最も愛聴しているのがこの作品。私個人としては87年度のベスト・アルバムだと思っているのだが、当時の音楽雑誌の評価は全てにおいて厳しく、批判そのものを超えて怒りのようなものを感じる中傷じみたものまであったほどだった。この作品は明るく開放感に満ちた美しい世界を持っており、それは従来のマイクの作品とは懸け離れていたものだった。彼が多くの人に期待され、それを裏切った作品であることは明らかであり、あの批判のオンパレードは逆に言えば、当時たくさんのファンがライター諸氏にいたことの現れだったのだろう。本作はフェアライトを駆使した打ち込みをベースとした作品であり、マイク自身も後に、休暇を終えて帰ってきたら機械が勝手に音楽を延々に鳴らし続けていて、あんなものは音楽ではないと思った・・・といった内容のネガティヴな発言をしており、本作の後は従来の作風に戻ってしまっている。しかし、本作の素晴しさは聞けば分かると思う。大作の1.からラストにまで美しいことこの上のない世界が広がっている。1.のイントロからエンディング近くの希望に満ちあふれたギター・ソロ、そして終わった後の余韻・・・そしてボニー・タイラーの歌う2.ケヴィン・エアーズののんびりとしたヴォーカルが素晴しい3.(ちなみにこの曲はケヴィンのアルバムでも再演されて、彼のカム・バックのきっかけとなった) と全てが素晴しすぎる。トロピカルだが、何故か冬が良く似合うため、私は毎年初雪が振ると必ず聴いている。初雪が降るまで我慢して聴かないようにしているほど好き。マイク自身も失敗作だと思っているようなので、今後もこの作風は出てこないかもしれないと思うと残念でならない。彼の新境地の第一歩になるはず作品だったのだけどな。
データマイニング手法―営業、マーケティング、CRMのための顧客分析
出版社・訳者の良心はどこへ行ったのであろう。部分訳であればそのように明記すべきである。別のレビュワーの方が具体例が少ないと嘆いておられたが、原書14章から18章にかけて非常に多くの具体例が述べられている(目次は原著の紹介ページにある)。訳文のレベルも急いで訳したという感じで、原文のニュアンスを十分伝えているとは私自身の感覚からは言いづらい。
結論を言えば、この訳書を読もうと思う人、とくに実際例を見たい・知りたいというデータマイニングの実務に従事されている方は、多少時間はかかっても原著を読むべきである。原書の価格もそれほど変わらない。専門用語は辞書を引くことになるが、(ちょっとばかり砕けた口語調であるのは気にくわないが)英語自体は易しいし、この分野の専門用語を勉強する良い機会であると思う。英語アレルギーの方にまで薦められる方法ではないが、この分野の国際化の進展状況を考えれば、この程度の投資は必要なのでは。それに見合うだけのリターンは有ると思う。
ちなみに、原書の2章,3章、14から18章が翻訳書では無い。その量は原書の約半量にのぼる。
インセプション Blu-ray & DVDセット (初回限定生産)
設定が斬新かつ複雑なので何回見ても飽きない。自分だけで2回見る→ネットの解釈参考にしながら見るって感じで何度も楽しめた
やはり第二階層の無重力状態でのアクションが一番素晴らしかった。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットかっこよすぎ。凄くインセプションという作品のイメージに合ってる
反面雪山のシーンはあまり夢の中という設定いかせてないかも
夢の中で死ぬことが目覚めることだったり、いくつも階層があってそれぞれの階にドリーマーを残して夢の中でまた夢に入っていったり、この作品ならではのアイディアがとても面白かった
色々サイト巡りしたりかなり熱中できた映画。こういう映画は最近あまりないので嬉しい
作品見るときの注意は対象者とドリーマーは別ということ。最初見た時気付かなかった(俺だけか)
Voyager
もう50代後半になってきました。昔のロック、プログレ好きで、
古いLPが100枚くらいあります。彼の3部作、そして何枚かのLP。
青年時代は、すり切れる位聴いていて、建築の学校卒業と同時に、
関心というより余裕がなくなり、距離ができました。
40超えて 遙かなる地球の歌、そして、このVOYGER
再度 はまり始めました。
何か、日本人の琴線に響く趣があります。今は、すべて、
I−tuneに入れていて、芸術より遠く離れた戦い、仕事の頭から
リセットする為に聴いています。 良い音楽は和ませますね。
データマイニング手法―営業、マーケティング、カスタマーサポートのための顧客分析
この本は、”データマイニングってどんなこと”を知るにはいいかもしれない。当然、内容は深くなく、実践的なことはあまり書いてないので、プログラミング作成の参考にしようと思っていた私には不満なものだった。しかし、マーケティングとは無縁な私でも、マーケティングに関連するところは飛ばして読んだとしても、全体像を理解できるので、データマイニング入門としてはいいと思う。