AKB48 総選挙 公式ガイドブック (講談社MOOK)
ガイド=案内
と言う和訳でとらえるなら、これはガイドブックではないと思います。
敢えて名付けるなら、
トラブル(波乱)ブックでしょうか?!
私のような、まだまだ日の浅い、にわかファンにとって、
メンバーの一人一人にしっかりとスポットを当てている、この本は、
ここ最近のテレビ露出で、上位選抜メンバーにのみ興味を持って、
当然、選抜メンバーの誰かに投票しようとしていた考えを、
改める必要を感じさせられる内容でした。
ひと言でいうなら、「こわい」
この選挙は、実はAKBのメンバーばかりでなく、
ファンの質も問われているのかもしれませんね。
ちなみに、「選挙」それ自体への認識は、
この書籍内で広井王子さんが語っているのが、正しいのでしょう。
Pink Friday
このNicki MinajはLil Wayneの一派として注目されてきた頃からのお気に入りでUserや
Ludacrisの客演でもカッコ良さにグッときましたが満を持してのファーストアルバムが
やっと到着しました(実はこれより前にL.A.に注文した彼女のミックスCDの数々が
軒並み品切れで1ヶ月近く待たされ結局本作が先に到着してしまうという皮肉)。
レギュラーアルバムの収録曲に関しては皆様のおっしゃる通りで予想以上にポップな
楽曲が並びます(それはそれで悪くはないのですがちょっと手堅く行き過ぎな感も)。
Eminemを迎えた(2)等では彼女らしい激しいフロウも堪能出来ますが(でもEminemの
前では大人しく感じたりして)、Rihanna参加の(5)もヤングマネー絡みのDrakeとの
(7)も更にはKanye Westとの(9)も非常にポップで聴き易くノーゲストの(4)や(12)
(シングル群)と同じくヒットポテンシャルが総じて高いです。
そして極め付けはwill.i.amとの(8)!あざとい(褒め言葉)というかwillらしいと
言うか私達オジサン世代にはたまらないあの80年代初頭のBugglesの大ヒット曲を
持ってくるとは・・(一時はBlack Eyed Peasの新作のリードシングルという冗談の
ような誤報も流れましたが)これにはしてやられました(ベタだけど好き)。
こんな感じで彼女の(正式な)ファーストアルバムとしては万全の手堅い出来なので
すが、若干の不満が無いわけではありません。
まずデビューシングルであるはずのSean Garrettとの[Massive Attack]が収録されて
いない点(これは大きい)!あの強烈なPVと同様なかなか個性的な曲だっただけに
チャートアクションがイマイチだったとは言えこれは入れて欲しかったところです。
また権利上難しいとは思いますが、かのMariah Careyとの[Up Out My Face(Remix)]も
収録してくれると最高だったんだけど(MariahのRemix盤が立ち消えになっただけに)。
でもその代わりと言ってはなんですがこのデラックス盤には5曲ものボートラが入って
います((17)Wave Ya Hand (18)Catch Meが入っていました)。
まず(14)はシングルにしてもいいような勢いのあるポップな好曲!(15)はミドルから
一転サイレン音と共に一気にテンポアップするGoodな曲(ちょっとMassive〜似?)。
(16)も同様のアップで(17)のイントロと合わせると同じ曲のように聞こえたりもします
・・多分意図的?(でもその分彼女の畳み掛けるようなフロウを堪能出来ます)。
最後の(18)では上記の(15)〜(17)と同じ路線ながらどことなく一時期のMadonnaを
思わせる展開に歌えるところも見せたりして頑張っています(この曲もなかなか)。
そんな感じでこの一連のボートラ群も結構リキが入っていて良い感じです。
正直Lil Kimにディスられながらも明らかにピークに来ていると感じられる彼女ですが
願わくばセカンドも無事発売されて少しでも息の長いアーティストになりますように
想いを込めて星5つ!(日本盤は来年2月だそうですが、遅れた分件のMassive〜や
Up Out〜を入れて下さい。だったらまた買いますからメーカーさんお願いします!)
貧乏は完治する病気 ~金持ちになるための劇的な思考法~
天野雅博氏の本を初めて読んだ。大変読み応えのある本で、お金というバーチャルなものに対する考え方、付き合い方が具体的に書いてある。
概念としては神に近い(基本的に、減らない、寿命が無い、絶対的な価値観があると多くの人間が認識する)マネーという物に対して、盲目になることなく、意味を見続ける視点が素晴らしく「そうか!そうなのか!」とうなずことが読書中何度もあった。
時に世間の常識と全くかけ離れた事を言う天野氏の視点には批判もないことはないだろうが、じっくり読むと天野氏が、真摯に事象を見る方なのだと納得せざるを得ない。
人の行動、物事の成立ちについて批評的に傍観する人間が、ネット情報社会の進んだ現在2010年3月末においては多数派であるかも知れない。
しかし天野氏は真逆の立場で行動する。
未来の確信、臨場感が重要。
そこに到達する行動は変えても何も問題が無い。
「居酒屋革命」もそうであろう。
現在においても第一線を走り続ける天野氏。
その著書から感じる天野氏本人に学ぶ所は大変大きいし。
読了後、人生をより自由に生きよう!という気持ちの沸く力のある一冊。
セブンデイズFRIDAY→SUNDAY (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 28)
ほんっっとうに待たされましたが。
弓弦さんと芹生の心の成長だとか、感情のすれ違いだとか。
そのあたりのことが上手に描かれていると思います。
エッチシーンはまったくないです。キスシーンがちょろっとあるぐらい。
でも大満足の一冊でした。
次の一週間だけでなく、この先、大学生や社会人になってからの二人の生活ものぞいてみたくなります。
時間はかかっても続編…期待したいです!!