スクラップド・プリンセス DVD-BOX 1【初回限定生産】
剣と魔法の王道的冒険活劇で、主人公がすてプリ(廃棄王女)
として命を狙われている。各キャラはサブキャラも含めて
よく描かれていてギャグの切れも楽しい作品である。
ここしばらくは西洋の中世的な舞台設定に、剣と魔法の組み合わせ
のアニメにはとんとお目に掛からなくなった。
今見るとそれなりに新鮮感もあるだろう。
本放送終了後のDVD発売時には、2話収録・フィギュアつきで
非常に割高感があり、全24話・12枚のDVDをさすがに
買うことは躊躇された。このセットでは1話あたり千円となり、
旧作だから安くて当たり前かもしれないがやっと買える値段となった。
スクラップド・プリンセスオリジナルサウンドトラック
元々スクラップドプリンセスのファンだった私は、何のためらいもなくこのCDを購入しました。
このCDに入っている曲一つ一つからスクラップドプリンセスの独特の世界観やBGMとして流れていた場所の風景が目をつぶれば見えてくる、そんな完成度の高い作品です。
正直、スクラップドプリンセスを知らない人でも楽しめる、知っている人なら更に好きになるそう思いました。
天に響く聖譚詩(オラトリオ)―スクラップド・プリンセス〈13〉 (富士見ファンタジア文庫)
連載の方は読んでいない、単行本だけのファンです。
アニメ放送が始まっても、原作が完結するまでは……と、
そちらを見るのは我慢して、この最終巻を待っていました。
予定調和という言葉が、良く響くか悪く響くかは人それぞれ
でしょうが、この結末は、恐らくはこの作品を愛していた人達の
多くが望んでいた、迎えるべくして迎えた結末ではないでしょうか。
あぁ、終わったんだな。という感慨と共に、今度はアニメシリーズ
の方を観て、また違った形での「廃てプリ」を楽しんでみたいと
思います。
今はとりあえず、この本編最終巻に、惜しみない拍手を送りたいと
思います。ありがとう。
スクラップド・プリンセス OPテーマ - Little Wing
このCDを買うきっかけになったのは2曲目に入ってる「In the Chaos」が使われたGAの最終回ですね、やっぱり。
奥井雅美さんがGAの最終回の為に、一足早くから内容を確認して詞を作り上げたというから凄い。しかも、内容に見事に合ってる!考えさせられる、共感させられる一曲です。換わって、一曲目の「Little Wing」は
明るく前向きな曲になっています。奥井さんの声が映える仕上がりに。
個人的に1曲目の「Little Wing」は「In the Chaos」を聞いた後に聴くのがオススメです。
スクラップド・プリンセスサプリメント(5) 語られざる譚詩曲 (富士見ファンタジア文庫)
他の話については他の方に任せて、個人的お気に入りの「見つめる者」についてだけ書きます。
軍の魔導士リーテ・トリジコンは若い女性。現在の任務は「廃棄王女」の観察と報告。
しかし、毎日カスール姉弟妹を見つめるうちに、リーテはある感想を抱くようになる。カスールの双子と廃棄王女は血が繋がっていない。孤児院育ちの自分とどこが違うのか。なぜ彼らは家族でいられるのか。双子は任務のためだけに育てられたのか。自発的に妹を守っているのか。
ただの目が意志を持つようになり、そして行動に出る、という話です。
ううん、さすがパシフィカの影響力という感じです。外から見ると三人がちょっと違った感じですね。
短編なのですが、長編を読んだような充実感があります。ある意味、すてぷりの世界がここに収束していますね。
バシバシッとすてぷりの初期の日常を切り取って、一番ドラマティックな部分を見せた感じ。一番劇的な部分だけが描かれているのは、短編ならではですね。
そんな凝縮した短編です。
もちろん、他の話も面白いですよ。登場人物もテイストも右から左までずらずらっとそろえた感じです。