ホエールウオッチングガイドin座間味―宮城清写真集『偉大なる海の友人 ザトウクジラ』
沖縄県座間味島近海で見られる鯨の写真集。p48まで海上、海中の鯨のカラー写真が続く。p49から座間味島でのホエールウオッチングの解説にはいる。これがわかりやすく入門本として使える。座間味への交通手段、ウオッチングのルールと注意点、水上に見える姿の名称、鯨の生態、観光ガイド、巻末に撮影者のことばと撮影データが付く。ただ、「毎年2~3月にかけてウオッチングは本格的シーズンを迎える」とあるのでご注意のほどを。
シンフォニック・スター・トレック
サウンドトラックではないので微妙に違和感は感じるものの、カッコイイ録音である。効果音が入っているのはいつものテラークらしくてほほえましいが、ニモイの台詞やザトウの歌まで収録されているのには驚いた。演奏や録音は、サウンドトラックよりもむしろ上ではないだろうか。近所迷惑にならない時間帯に、ガンガン鳴らして聴きたい。Resistance is futile!
クジラ 大海原をゆく (岩波ジュニア新書)
岩波ジュニア新書の一冊。クジラの魅力や生態について簡単に紹介されている。
著者は長年クジラの研究と取材を続けてきた写真家・ジャーナリスト。関連の著作も多い。
本書では、アラスカの海のザトウクジラ、クジラの観察方法、クジラの歌、パタゴニアのシャチといったことについて、ざっと書かれている。自身の体験を中心に、クジラのどんなところに魅力があるのか語ってくれており、特に潜水してクジラのすぐ近くまで近づいたときのことなど、うらやましいかぎりだ。
シャチがオタリアを狩る話なども凄い。
全体的には、生態の部分に焦点が当てられており、著者のすすめに従ってホエール・ウォッチングに出かけるのも楽しいだろう。
写真が白黒で不鮮明なのが残念。