レイディアント・シルバーガン サウンドトラック+
今聴くと確かに普通なのかもしれませんが、当時はかなり斬新でした。オーケストラの音がオーケストラに聞こえるギリギリの音源で、それをシューティングに持ってきたという所が非常に素晴らしいと思います。ゲームの世界ではシンセ+生音というアプローチは遥か昔から自然にとられてきた訳ですが、その中でも最も成功した部類の音楽では無いかと思われます。値段も高騰してましたし、前回の再発で逃した人はぜひ手に入れておいても良いかと。シューティングにおける一つの共通言語として、この作品はあります。
レイディアント シルバーガン
まともにクリアしたことなど一度も無い本作ですが、
自分の中では何故か「純粋にゲームとして楽しめた」数少ない作品です。
確かに難易度は非常に高く、ノーミスはほぼ確実に無理な上、ノーコンティニューもキツイです。
と言うか無理でした。
ですが、本作のパズルのような独特のシステムと、非常にレベルの高い演出のおかげか、
他のSTGと比べても非常に面白いと感じました。
特に、このゲームは音楽がとても良いです。
テクノとオーケストラを合わせた音色は、ゲームBGMでも屈指の出来では無いでしょうか。
またグラフィックもサターンソフトでは上位に入るはず。
ゲーム自体は2Dですが背景は3Dでよく動き、特に五面の背景はかなり綺麗かと。
更にこのゲーム、あちらこちらにちょっとしたネタが隠れまくっており、それがかなり面白かったです。
ラスボスはおもいっきり〇〇〇ですし、五面の二体のボスは名前が名前ですし(笑
個人的にはシルバーガンvsシルバーガンの構図が一番好きですが。
これはネットを調べて知ったのですが、
エンディングで流れるあるキャラクターの台詞には隠された意味が存在し、
その意味を知って非常に驚きました。
しかし改めてよく考えると、トレジャーがあのような想いを込めて作ったからこそ、
冒頭で述べたように「純粋にゲームとして楽しめた」のかも知れません。
小学生の頃購入してからもう随分日が経ちますが、今でも自分の中では五本の指に入る作品です。
今では凄まじいプレミアが付き恐ろしい価格になってしまいましたが、
STG好きなら是非一度はプレイしてもらいたい作品です。
出来ればサントラも一緒に購入するといいかも。(此方もプレミアが付いてしまっているようですが…)
レイディアント・シルバーガン
再販されていたときは驚きました。
手に入って本当にうれしいです。
「ファイナルファンタジータクティクス」「ベイグラントストーリー」
などを手がけた崎元仁さんの作品です。上記の作品のサウンドに惹かれた
方はぜひ聴いてみてください。
きっと響きます。