東大卒でも赤字社員 中卒でも黒字社員 ―会社が捨てるのは、利益を出せない人 (リュウ・ブックス アステ新書)
本書を開くと、いきなりテストが待ち構えています!
(残念ながら「赤字社員」だった人は、根気よく最後まで読み通しましょう。自分に足りないものは何かが、きっと見つかります。)
「はじめに」では、本書の目的やテーマなどが明示されています。
「ある意識」を身につけ、黒字社員をめざしましょう。
「第1章」では、赤字社員と黒字社員の見抜き方を、事例と図解を交えて解説されています。
『○○くん』『○○ちゃん』といったネーミングがユニークです!
(「あぁ〜、こんな人いるいる」「うわぁ、自分は残念ながら『○○ちゃん』だぁ…」などと言いながら、社内で盛り上がれるかも?)
「第2章」では、「「私の給与」なら会社にいくら必要か」「利益を上げるには?」といったことへの考え方を解説してくれてます。
「収入を増やすには?」「コストを削減するには?」といった課題には、ロジックツリーで解決しましょう。
「第3章」では、会計に必要な基本知識(社会人に必要な数字)がわかりやすく解説されています。
「3つの決算書」の読み方がズバリ書かれています!(会計学に疎い私のような者にもわかりやすかったです)
「第4章」では、「第3章」よりさらに進んで、会計の応用編が解説されています。
「会社に与えた損失額はいくらかだったのか?」という話の例題は興味深かったです。(ちぃ〜と難しかったところもありましたが)
「第5章」では、「黒字社員に必要な5つの能力とは」といったことが書かれています。
(早く教えてぇ〜ってなりますよ、きっと)
「黒字社員になるためのアクションプラン」も要チェックですね!
「おわりに」
「本書でいちばん伝えたかったメッセージ」が書かれています。
著者の思いや願いを再度確認しましょう。
就活中の学生さん、社会に出ても会社のシステムになじめず悩んでいる「悶々さん」、頑張ってるのに評価されないと悩んでいる「孤軍奮闘さん」、部下の指導方法に悩んでいる「今どきの若者は…さん」、社員の意識をレベルアップしたいと考えている「会社を大きくしたいさん」などなど、20代〜60代、70代の働く人たちすべてにオススメの1冊です!
大学生図鑑 2012 〜人気イラストレーター・漫画家が描く有名大学60校!〜 (晋遊舎ムック)
50才のええ年をしたおっさんです。高校2年になった娘にそろそろ大学受験のことを色々考えて欲しいと思い、買い与えました。(でも娘そっちのけで私が読みまくって一人で悦にひたってしまった。)大学の校風や学生の特性などの説明は、結構おふざけで皮肉を交えながらも真実を言い当てている面もあり失笑させられたりします。また萌えイラストの好きな方には豪華なイラストの数々には満足できるのではないでしょうか。広く好まれる本ではないですが、興味があって金に余裕のある方は買っても損ではないかもしれません。個人的にはイラストの頑張りに免じて☆4個の評価です。
ベスト合唱100
男声合唱から37曲、女声合唱から30曲、混声合唱から33曲が選曲されています。これらの作品は日本の合唱の歩みにおいて、忘れてはいけない素晴らしい作品群です。昔、歌った曲や聞いた曲が100曲勢揃いするわけですから。合唱好きの方でしたら、この中で歌える曲が何曲もあることでしょう。
収録曲を列挙できませんが代表的な曲をあげますと、男声合唱では「月光とピエロ」「アイヌのウポポ」「合唱のためのコンポジション第三番」「雨」「柳河風俗詩」「雪明りの路」「富士山」「草野心平の詩から」「ウ・ボイ」「最上川舟唄」「いざ起て戦人よ」「遥かな友に」、女声合唱では「美しい訣れの朝」「ほたるこい」「水のいのち」「三つの抒情」「落葉松」「六つの子守歌」「夏の思い出」「雪のふる街を」、混声合唱からは「筑後川」「蔵王」「旅」「心の四季」「島よ」「わたりどり」「嫁ぐ娘に」「海の構図」などが取り上げられています。組曲は当然全曲ではなく、代表的な曲だけを取り上げて収録していますが、かえってそれによって「日本の合唱名曲集」的な色彩を帯びることになりました。
混声合唱の内、「千の風になって」「大地讃頌」「きみ歌えよ」「鴎」「信じる」は新録音です。清水敬一指揮による松原混声合唱団の演奏ですので気持ち良く聴かせてもらいましたし、ありがたい収録でした。
56ページにわたる立派なリーフレットが付いており、曲目紹介、歌詞、そして演奏者の主なプロフィールが掲載されています。演奏団体、指揮者ともキラ星のごとく日本の合唱界をリードしてきた人々の大集合です。何人かの先生方は鬼籍に入っておられます。素晴らしい名演奏に接してきた合唱人の一人として在りし日のお姿を偲びつつ、この素晴らしい合唱音楽の世界に浸っています。ステキな企画に感謝して・・・・・。
誰でもまねできる 人気講師のすごい教え方
講師としてのノウハウ本は今までに読んだことがありましたが、
ノウハウに加えて気持ちの作り方について書かれている本は初めて読んだ気がします。
12年間に3000人以上の指導実績を誇り、カリスマ人気講師としての成功されている著者の多田健次さんですが、
そこにたどり着くまでに数多くの挫折や苦難を乗り越えてきた経験をお持ちの方です。
(例えば、公認会計士試験を8年間勉強するも不合格...)
この本には、人気講師になるまでに著者が実践してきたことが失敗談や成功談が
豊富に書かれてあり、頑張って読まなくても頭にドンドン入ってくる感じで楽しく読めました。
(失敗談が多くて読んでいてとっても親近感がわいてきました。)
すぐに実践できるように取り入れやすい30コのコツが書いてます。
本の中身も絵や図を多く使って説明されていてイメージしやすく読みやすかったです。
実際に今講師をしていて壁にぶつかり悩んでいる方や
これから講師をしていこうと考えている方には必見の一冊だと思います!!
叙情歌100選
CD4枚、全100曲で3,800円はけっこうお買い得だと思います。
このタイプの作品集は、女性ソプラノや少年少女合唱団による歌唱のものが多いですが、本作品は男声テノールや合唱団(グリークラブ)によるものもあり、いろいろなタイプの歌唱が楽しめます。
楽器演奏だけの曲(インストゥルメンタル)もいくつかあり、買った当初はどうかと思いましたが、聴いてみるとこちらもなかなか良いものです。
いまひとつの点としては、楽曲が全て単純に五十音順に収録されていることです。CD毎に聴いた場合、これといって曲順に面白味が感じられないかもしれません。私はMP3プレイヤーに収録して季節毎のプレイリストを作成して聴いています。そうすると季節感が出てとても良いです。