プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
近代資本主義の精神は天職として仕事にはげむことを教えたプロテスタント諸派によって培われたとする長編論文。その出発点は、聖書の翻訳で「天職(Beruf)」という言葉を採用したルター。しかしルター派は生活環境(職業)に対する宿命論的な色彩が強く、職業活動への積極性は薄かった。これを転換したのがカルバンの思想的末裔であるピューリタンたちだ。彼らにとって地上の生活は神を賛美する場だった。それは神に選ばれた者である自己の救済を証明する試みでもあった。その中心点は自己の職業に打ち込むこと。そのため彼らは職業生活を「神の意志」に従い合理化しようとした。カトリックやルター派とは異なり、カルヴァン派では懺悔などの秘蹟が否定される。それは怠惰などの罪悪が最終的に赦される場が払拭されるということだ。そのため彼らの生活の合理化は隅々まで徹底されていく。この神の意志による人間世界の合理化は夫婦の性交渉など家庭生活の裏面にまでおよんだ。そこから素朴で自然な人間性ではなく、イギリス人などに見られる孤独で内面的な厳しさのある人格が形成されたという。ただし脱魔術化(Entzauberung)の最大の産物は、時間の管理や経済的節制などの資本主義的生活態度だった。このような資本主義の精神は経済社会が巨大な機構として自立するとともに、宗教的背景から歩みだし自立していく。そこからヴェーバーが最後に言及するニーチェの「最後の人間たち」(letzte Menschen)が登場する。それは彼の言葉では「精神のない専門人、心情のない享楽人」である。ヴェーバーをこの宗教社会学的研究に赴かせたのは何だったのだろうか。それは最後の人間たち、つまり同時代への驚愕だったのではないだろうか。
Gentle Giants: A Book of Newfoundlands
トゥルーへの手紙(A Letter to True '05)で、ウェーバー=犬というイメージが定着した感が強いが、ウェーバーほど犬をこよなく愛し、撮り続けている写真家も珍しい。過去のPhotograph Collection and Movieには必ずといってもいいほど犬たちが登場して来ました。MaleNudeと同様に、ウェーバーにとって犬たちは大切なテーマの源となっています。写真集"Bear Pond"を始め、チェット・ベーカーのMovie"Let's Get Lost"までにも、やはり犬たちは登場します。本書ジェントル・ジャイアンツ(Gentle Giants '95)は、ウェーバーの愛情満ち溢れた、まさに犬たち(今回のテーマ、ニューファンランド犬)の集大成作品集と言えます。犬たちを単なる被写体として捉えてるのではなく、そこには飼い主の愛情にも類似(匹敵)するスタンスと、その視線で捉える優しい温もりを感じ取ることができます。それにしても犬だけの題材(素材)で、これだけのストーリー構築とページ構成の展開には本当に脱帽させられます。BookDesignのArtDirectorデミトリアス・レヴァンスとウェーバーとのコラボレーションは、この"Gentle Giants"を始め、現在に至るまでの書籍に対する生理的なアプローチを実に上手く導いてくれています。本来のあるべき姿を明確に表現し、時代(写真集)をリードするそのセンスは揺るぎないものです。そして犬たちの可愛らしさはもとより、ウェーバーの編集感覚の素晴らしさをドラマティックに堪能できる1冊です。
バッハ:インヴェンションとシンフォニア
ほかのレビュアーの方々の高評価に関心を持って聴いてみたところが、これが期待に違わぬ魅力的な演奏でしたね。変わった曲芸的なことをして驚かせてやろうとか、技術を誇示してスタンドプレイに走るとか、そうしたわざとらしさとは無縁の演奏。端正な語り口のピアノに、とても好感を抱きました。
一聴、あっ!と言わせるような強烈な演奏とは違います。清冽な音楽のたたずまいが心にすーっとしみとおる、気品と香気をたたえたバッハ。この演奏家のバッハを、もっと聴いてみたくなりました。
ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット プレミアム・エディション [DVD]
この値段ならまあ許せるって感じかなと思います。前に出たのと同じなら画質が悪くて音もよくない、特典もないって感じになるんでしょう。作品に関しては名作。ディレクターズ・カット版って事で初めて観た時は中身が濃くなったって思って喜んだんですが、今観てみるとちょっと長い。ホラーとバイオレンスアクション、社会性に人間ドラマ、これらの要素がバランス良くまざりあっているのはアメリカ公開版だと思います。金銭的に余裕ある人はとりあえず全部そろえてみるのがいいと思います。品質は悪い商品でもなんかDVDの棚のラインナップが充実してる気になるかなと。一枚だけならやっぱりアメリカ公開版がいいと思います。この値段ならって書きましたが、米版、アルジェント版、ディレクターズ・カット版全部買うとアメリカで出てるゾンビの究極版て感じのBOXより高くなるしあんまり安くないのかな。手抜きの廉価発売なんだから1000円でいいんじゃない?
コードレス 家庭用赤外線温熱治療器 ホットウェーバー(銀イオンコート処理)
以前雑誌で紹介されてて、気になってたので買いました。
別のバージョンもあったのですが、銀イオンコートされてる方が清潔なのでこちらを選びました。
やっぱり医療機器というだけあって、効果はいい感じ。
パソコンをよく使うので肩がいつも重いので(時には痛いときも…)整骨院などに通ったり、薬局で薬を買ったりしていました。
ただ、整骨院に通うのは時間もお金も結構かかるので、一念発起し購入。
結果的には、手軽に治療できますし、整骨院に行く回数も減り非常に満足です。
医療費などを考えると良い買い物になるのではないでしょうか?