Punishment in Capitals [DVD] [Import]
改めて初期のライブDVD「THE DVD」と観くらべるとナパームデスの進化と激化は本当に凄まじいものがあります。 本DVDの本編は会心作「ENEMY OF THE MUSIC BUSINESS」のテンションとクオリティのまま、ぶっ通しで28発の激烈ナパーム弾が炸裂します。そして何より「THE DVD」に比べて音質、画像、カメラワークが格段に良いので臨場感がハンパじゃなく素晴らしいです。正にエクストリームの帝王の名に恥じない、孤高の求道者達による究極の激音演奏DVDです。 あと個人的な意見ですがライブDVDを買ってこんなに満足したのはなんとも久しぶりです。もう無力と言うか、心地よい絶望と言うか、圧倒的な存在を前に心の底から手放しでその音に身を委ねてしまいます。そして同時に聴き終わると、とてつもない元気と漲る力を貰えます。最後に、インタビューに答えるメンバー達は、確固とした意志を秘めた、とても澄んだ目をしてますね!
Scum: 20th Anniversary Edition (W/Dvd)
ハード・コア、グランジ等々彼らのこのアルバムを形容する言葉は多くあるが、今この2007年になって聴いてみると案外、物分りのいい「非常に説得力のある」音楽である。
特に奇をてらっているわけでもなく、自然とこういう音楽が出てきた、自分たちの音楽を分かりやすく伝えようとしたらこんな風になった、と言う感じである。そんじょそこらの商業ヘビメタとは違い、彼らの気持ちが伝わってくる。
38分28曲と言うとひく人も多いかもしれないが、38分の室内音楽を聴いている感じであり、ロックを少しでも聴いている人なら全然違和感は感じないはず。
世紀の大名盤、絶対にお勧めです。
追伸 DVDはなしでも良かったかなとも思いますが、このお値段ならO.K.でしょう。見てのお楽しみ。いいです。
Death & Legacy
オーストリア産シンフォニック・メタルの3rd。
曲調は、1st2nd系ですが、シンフォニック度が格段にパワーアップしています。
そして、新譜は女性Voのゴシック・メタラーならご存知のDELAIN:シャルロッテ嬢、SIRENIA:アイリン嬢、そしてアマンダ・サマーヴィルをゲストに迎えた豪華なアルバムでもあります。
17曲(実質14曲)ありますが、中弛みせず強弱がしっかりしているバランスの良いアルバムですので、飽きる事は無い、と思います。
シンフォニック、ゴシック好きにはオススメです。 売れてるみたいだから・・・来日、DELAINと一緒に欧州ツアーのついで来日も希望(レーベルさん曰く、最低5,000枚売れないと、来日は難しい、との事なので、なるべく国内盤を買いましょう)。
B誌は87点でしたが、私は95点で。
Refuse: Start Fires
そもそもscornという存在をすら知らなかった。
ましてやnapalm deathとかmick harrisというタームが頭の端っこで
引っかかる、程度だった。
そのscornのフル・ダブ・ステップ・アルバム。
前作「stealth」も併せて聞いたが、同じくフルでダブ・ステップであった。
こちらのアンテナの精度が低いのか、評価が低かったのか不明だが、これだけの
アルバムなら話題になっても不思議は無い筈だが。。。
徹底して無機質でダーク、極めてスロー、という大好きなkryptic mindsと近い
世界観ではある。
但し、こちらの無機質さは異常なほど徹底している。
ミニマル、という位置付けより最早、趣味、それも悪意のある趣味の世界。
一言で言えばハード・コアなのである。
前作と違うのは、数曲で生ドラムが、それもディレイを思いっきり利かした
ダブ・マナーたっぷりのドラムが聞ける事。
その生ドラムが、このアルバムで一つのアクセントになっているのは間違いないが、残念ながら
作品の完成度で言えば前作の「stealth」の方が高い。
この無機質でダーク、スロー、という一つのダブ・ステップの潮流はekaros(ギリシャ)
kryptic minds とともにメインになっていくことを期待したい。
最強最悪の男DVD-BOOK「ペキンパー」
約60ページの記事中、23ページがLEMMY関連の記事です。ディスコグラフィー、Player2003年3月やレコードコレクター2008年1月のLemmy関連記事も含まれてます。フォローしきれていなかった人にはいいと思います。付録DVDはDVDのジャケットだけはいいですが、DVDの内容はMotorhead関連は「極悪レミー」の映画のトレーラーのみです。その他は個人的に好みのものではなかったです。期待はずれ感ありですが、まーそんなもんでしょう。内容はともかくLemmyが記事に載っていたので星3つ。