十三人の刺客<Blu-ray>通常版
燃え盛る薪を背負い暴走する牛のシーン…ちょっとしたワンシーンなんだけどね‥中途半端なCGなので、折角盛り上がってた気分が台無しになりました。細部まで作り込んで欲しかった‥Blu-rayだともっとショボク見えるんだろうなぁ〜。残念
志して候う
俳優の伊原さんの経歴にびっくりしました。
様々な経験をして、それでもなお持ち続ける心の強さはすごいです。
常に自分と向き合っていること伝わり、私も自分の志を改めて問うきっかけとなりました。
十三人の刺客 通常版 [DVD]
オリジナルは娯楽の王様の座をテレビに奪われ、
衰退の一途をたどっていた時代の東映の作品です。
ところが!これが大傑作!
大名行列を襲って殿様の首を取るというシンプルな話なんだけど
襲う側(主人公の方ね)は、たったの13人!
宿場町に罠を仕掛けるんだけど、その駆け引きがまるで
チェスや将棋のようで、すごく面白い。
最後の合戦は、まるで、もうっ、戦争映画!
見たとき「ペキンパーより、面白いっ」て、思った。
で、今回のリメイク。
やられた。
正直、ここ10年、新作時代劇で面白いと思ったことはなかった。
でもっこれっ最高っっっ!!!
監督が三池崇史だって聞いて不安だったけど、これ大正解。
考えてみたら、今の俳優さんたちで、これだけ男くさい映画を撮れるのは
確かに三池崇史だけかも。
本当、登場人物がみんなかっこいいんだ。
伊原剛志がほとばしらせる殺気は西村晃(2代目黄門さまね)に負けてないし。
いつもとちがって物腰の柔らかい古田新太は頼れる感じ。
六角精児なんて目を血走らせて大熱演。
松方弘樹の殺陣が美しい。(お父さんに負けてないぞ!)
主演の役所広司は鼻の穴開きっぱなしで、なんだか嬉しそうだ。
でも、1番カッコよこったのは、敵役の市村正親。
セリフ回しがうまいのは当たり前なんだけど、
びっくりするほど殺陣が決まってる。
そうっ、敵がカッコいいから主人公が輝くんだよね。
オリジナルでも内田良平が、ゾクゾクするほどカッコよかった。
ラストの決戦40分が短いくらいに、みんな爆発してた。
とにかく「斬って斬って、斬りまくれえッ!!!」っていう感じの映画なのだ!!!