NEMESIS No.4 (KCデラックス)
美少女を描く作家さんのホラーサスペンス、「籠目の邑(CUVIEさん)」、「マキア(佐野タカシさん)」、「ツバキ(押切蓮介さん)」、「棺屋(×6 sukeさん)」、美女と魔法とコメディの「テレストリアル・クローズ(塩野干支郎次さん)」、「漆黒のノイエゼーレ(吉田蛇作さん)」、特濃劇画コメディ「巨悪学園(長沢克康うどんさん)」、相撲が国技となった近未来アメリカを独特の筆致で描いた「五大湖フルバースト(西野マルタさん)」、モブシーンが毎回楽しみな魂の入替+芸能エロコメ「ママはチャイドル!(おがわ甘藍さん)」、今号で完結する不老不死の魔女が時空を超えて歴史に干渉する「ボアザン(高遠るいさん)」、ゾンビが闊歩する中野ブロードウェイの描写が凄い「ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド(すぎむらしんいちさん)」、感覚共有と言うSF・オカルト的設定と現実の凶悪事件を追う探偵物の混合が見事な「誘爆発作(岡村星さん)」、益々テンションが上がって来たブレーキが壊れたフリーカメラマンの暴走が凄い「ディザインド(木場功一さん)」、前号で爆発してしまった某国際展示場の代わりにコ○ケの開催権を競う各県知事の描写が恐ろしくブラックな「にゅーたん(友美いちろうさん)」、怖いので読めない様に頁をホチキスで留めたくなるし、誌内の分散掲載も止めてほしい「後遺症ラジオ(中山昌克さん)」、作者得意の斜に構えた路上人間観察物「人間バンザイ!!(清野とおるさん)」、シリウスから出張「ヤミの三姉妹・旅行版(永瀬ようすけさん)」、少々絵が読みにくく、話題作『どげせん』よりもっと無茶な設定が何処まで続くか心配だったが今迄で一番面白い「しょたせん(内々けやきさん)」、そしてゴルフに対する呪詛が印象的なエッセイ「THE大絶叫市民(柳沢きみおさん)」等、素敵なラインアップです。
予告通りに漫画が載らなかった大越孝太郎さんは、沙村広明さんとの対談が代理掲載されています。遂に両氏の次号掲載を謳っています。
ピンナップは漫画に加えて登場の×6 sukeさんと、初登場のめいびいさんです。
残念ながら過去予告されていたゴージャス宝田さん掲載に関する記事は消えてしまいました。
編集部のあとがき「Angry Editors」は過激な内容にドキリとします。
他誌で充分実績の有る作家さんと姉妹誌シリウスやWEBで活躍されていた新鋭が競い合って面白くなっています。お薦めです。
特命係長 只野仁 DVD-BOX
硬軟の雰囲気を併せ持つ役者、高橋克典の魅力が
最大限に生かされた素晴らしい娯楽ドラマだと思います。
普段は冴えないサラリーマンだが、実は会長の懐刀である、
主人公只野仁が、諸問題を痛快に力と色気で解決していく様子が非常に
面白く、案外嫌味な感じがしないのは、高橋克典のキャラクターのせい
なのでしょうか。ストーリーには、サラリーマンの苦悩・悲哀も
多くの回に織り込まれており、ドラマに人気があった理由は
案外そういうとこにあるのかもしれません。
脇役も多彩で今人気のエビちゃんや、他にもテレビでの露出度が高い
人や意外な人も出ていて、毎回楽しいです。お勧めです。
特命係長 只野仁 サード・シーズンDVD-BOX
人気シリーズもこれで3度目。
そろそろネタも無くなってきたかと思わせることもなく、いつも通りに男と女のかみ合った(絡み合った)ドラマを楽しめる。
毎日が仕事でいっぱいな男、まだ女でいたい女にぜひとも勧めたい。
恋人や夫婦同士で見れば、夜の営みもうまくいのではないだろうか?
無論スケベなアナタにもお勧めである。
大市民日記 6巻 (ニチブンコミックス)
これで大市民もオシマイ?
最近は鮨や白菜鍋など食べ物に関する蘊蓄やブタエモン批判の繰り返しのみで,内容はそこそこ面白いのだが明らかにワンパターン化してきて一体どうしちゃったのよって感じに成り果ててしまった。
作者の主張には同感する部分も多々あるが,もっと政治とか経済とかにも目を向けて間口の広い文化批評をしてほしかった。ブタエモンの話題などもう聞きたくもない。
最初のころの大市民のように堂々と誇り高い大人の論理を展開してもらいたかった。
本当に残念だ。