ゲームは終わり [DVD]
あの解散コンサートのDVD!!
ただただ奇跡と言うだけです。
コンサートには行けなかったけど、LPを買って何百回と聞いたでしょうか・・・
CDを買って何百回と聞いたでしょうか・・・・
それがなんとDVDで発売!!
音質がどうの画質がどうの・・・、そんなの問題じゃ無いです。
ただ存在する事に感謝です。
早く届け〜〜。
猫ジャケ ~素晴らしきネコードの世界
以前から猫ジャケの多さ・多彩さに「一挙にまとめた本があればいいなぁ」と思っていたので、これを見つけた時には嬉しくて即買いでした。
とても良くまとめられていて見やすく、編集に携わった方々の「猫愛&音楽愛」がひしひし伝わる本です。
猫と音楽が好きな人への贈り物にも最適ですね。
にほんのうた 第ニ集
この企画のコンセプトからすれば、もとの歌からどれほど遠くアレンジできるかが勝負です。その意味で、圧倒的に異色なのが遠藤賢司の「黄金虫」で、ギンギンのロックになっています。第2集は、歌い手自身が編曲を担当している曲が多いのですが、アコースティック・ギターの音色を生かしたアン・サリーの「たなばたさま」と物憂げな哀愁を押し出したマイア・ヴァルー「シャボン玉」、ムード音楽のような「浜辺の歌」のほかは、シンセサイザーの響きと効果で似た印象になっています。メロディーラインのしっかりした曲はかえって似た曲になってしまうようです。ギター伴奏の「朧月夜」がかえって新鮮で、難しいものだと思いました。第3集では編曲の過激さがきわだちます。
だからここに来た!-全日本フォーク・ジャンボリーの記録- [DVD]
1970年のフォークジャンボリーの記録映画は当時から音楽映画というだけでなく、あの時代の象徴としても評価されたもの。フォークからニューミュージック、Jポップと、ポピュラー度が高くなり、歌としてよりは音楽として迎えられる時代になっていくにつれて話題にされることもなくなり、たまにBSやスカパーの特集で放送される程度の取り扱いだった。しかし、今こうしてDVD化されたことは驚きであり、ポニーキャニオンの姿勢に拍手を送りたい。この時代に青春を過ごした者としては、この時代のライブ音源等が関係者のところに沢山眠っているという話に、いつか会えるのではないかと期待している。
フォークジャンボリーは都合3回開催されたが、これはその中間の年。翌年にはメインステージが占拠され演奏ができなくなるという出来事があった一方で、よしだたくろうがサブステージで「人間なんて」を永遠と歌い続けたことは有名だ。そのライブの迫力はCDで復刻されているので耳にすることができる。もちろんこの70年(第2回)もCD化されているし、数社から発売されたものを集めると相当の曲に出会えるので、それも楽しめる。
しかし、このDVDで楽しめるのは、ほかの人も書いているように、岡林信康の歌であり、少しだけ映っているはっぴいえんどの姿だ。つまらなそうに演奏している姿がとても楽しい。数年前に小田和正の「クリスマスの約束」で久しぶりにTV登場した斉藤哲夫の若き哲学者と呼ばれた当時の映像もいい。遠藤賢司もいいし、風船もいい。亡くなった高田渡の若々しい姿、そのバッキングを務める岩井宏も亡くなった。「夜があけたら」の浅川マキも亡くなってしまった。この時「教訓1」でスターになった加川良は残念ながら音源だけ。でも、どれもこれも、あの時代を思い出させてくれるに十分だ。
すべてが懐かしく、うれしいのだが、私がきわめて個人的にうれしいのは、オープニングの映像でフィルム傷がそのまま出ていることと、時々音飛びしていること。さらには、小室等と六文銭の映像だ。そののちにベルウッドから六文銭のアルバムが出されているが、この日のステージの六文銭は別。たしか、記憶に間違いがなければ、ここの女性は小室のり子さん、そう小室さんのファーストアルバム「私は月には行かないだろう」のジャケットに写っている、小室さんの奥さんのはず。小室のり子さんの歌声はこのステージのものしか残っていないのではないかな。六文銭のメンバーがしょっちゅう変わっていた頃であり、まさにフォークの時代だ。
このジャンボリーは、当時のフォークシーンそのものであり、時代を映している。翌年の第3回頃から、フォークは重いものを背負わされ、自ら変貌していくこととなる。このころの流れは今も確実に続いているのだが、ふれあう機会はめっきり少ないままだ。
このDVDが、この時代を知らない若い人たちにどのように映るのかはわからないが、この時代にギターを弾いたことのあるひとには、青春を思い起こさせるに違いない。