乱反射ガール(DVD付)
乱反射ガールをはじめとして、新しい世界にまた1歩飛び込んだ感じですが、トッキー節は健在。とても好感のもてるアルバムでした。DVDは、2パターンの違う構成のLIVEを見ることができ、PVとオフショットもついていてお得度満点です。
乱反射ガール
一通り聞いた感じでは、彼女の最高傑作であることは間違いないようです。サウンドは作り込まれているし、曲調もヴァラエティに富んでいて飽きさせないし、彼女のヴォーカルも気持ち良く楽器に乗っています。とにかくどこをとっても楽しい。
今までのアルバムでは、正直あまり聞きたくない曲もあった。というより、最初の方にクライマックスがあって、その充実度を、最後の曲まで引っ張ることができていなかったような気がする。しかし今度のは最後まで捨て曲がなくて、充実した気持ちにさせてくれました。こんなに音楽でわくわくしたのは久しぶりで、感謝したいくらいです。
一つ難点と思えるのは、ちょっとおしゃれすぎることかな。数十年、うんざりするほど音楽を聞いてきた人間の直観では、おしゃれすぎる曲は消耗もまた早い気がするのです。どうしても‘Human Nature’が(パフォーマンスを抜きにしても)飛び抜けてよい曲に思えてしまうのは、私が年をとったせいでしょうか。杞憂でなければよいのですが(時代遅れのような感想で済みません)。
とはいえ、しばらく聞きまくります。
9 9/9
ジャズでなく、ラップではなく、スカでもロックでもない。
1phraseで T1SS と分かる強烈な音楽性。
中でも、特に個性が色濃く息づいているのが、この名盤だ。
[ 5/27(Fri) AM 1:00 ] コンクリートジャングル・東京。
それが、このAlbumに感じる 私のイメージ。
騒がしさが残るビルの隙間を 帰り道を急ぎながら、
14Fのホテルの一室から 街の灯を見下ろしながら、
歩道橋の柵に腰掛けて、ぼんやりと霞んだ月を見上げながら、
ふと、思い浮かんだ 心のわだかまり。
いつもと変わらない光景の中で感じた、言い様の無い焦燥感。
そこに、気付いてしまった瞬間を、絶妙のセンスで表現している。
頭は冷静に言葉を刻み、鼓動は抑えきれずに力強く脈を打つ。
特に『Bow&Arrow 〜あきれるほどの行方』はすばらしい。
後半になるにつれ、言葉が少なくなり、多種多彩な音の洪水が襲ってくる。
止まらない止められない展開がヤバい。
今、自分が立っている場所、世界に確信が持てない。
その思いは、あなただけが感じているものではない。
この Album は、心の奥にある「もやもや」に、詩とメロディを乗せて返してくれる力強い一枚である。
男友達―Boys’room collections (AC mook)
本屋さんでみかけて、タイトルの面白さに手にしてみました。
椅子や仕事机のレイアウト、ライトの使い方など
いわゆるインテリアのヒントはもちろんのこと、
酒、マンガ、CDなど男っぽいアイテムまでもが
お洒落にコーディネイトされており、
かつ、その人らしさ、がうまく表現されていると思います。
無難なものについおさまりがちだったインテリア。
この本をヒントに、
こだわりや自分らしさを改めて見つめなおしてみよう
そんな気分にさせられた1冊です。