樋口康雄作品集
昔レコードを全部そろえてから、中途半端なベスト盤がCDで出た後
あきらめていたところ、樋口さんの作品に絞ってリリースされた、
CDの作品集です。
以前楽譜もみましたが、ベートーベンのピアノソナタで弾き語りを
する、しかも歌もうまい人は上田さんしかいません。
またライナーノーツに結成から各曲の解説が貴重な情報満載です。
レコード未収録の献血の音楽も必聴です。
朝、さわやかに弦楽と甘酸っぱいポップスに浸りながら
満員電車の苦痛をやわらげるカンフル剤のような音楽です。
MUSIC SOUP
あの頃はレンタルCDもなく、好きな曲をFMラジオからエアチェックしてはカセットに録音していたものです。そんなある日の事、ラジオから流れてきたのが『さよならレイニーステーション』でした。高校を卒業して東京へ行くことが決まっていた僕にとって、その歌の歌詞はまさに自分のことのようで、聴くたび涙を流していたのを思い出します。
究極のベスト! 上田知華
上田知華&KARYOBIN時代からソロにかけて、一応レコード会社の枠を超えた"究極のベスト"盤らしいが、如何せん収録曲はたった9曲のみで、代表曲・ヒット曲中心(?)の選曲<もっといい曲たくさんあるぞ~っ!>、ジャケ写はKARYUBINのアルバム「全曲集」からの流用…と何とも安直な企画編集アルバムであること。。。
入門編としてこのアルバムを聴いて気に入ったとしても、KARYOBIN時代のオリジナルアルバムが全て現在廃盤で入手困難。。。
どうせなら、2枚組にして上田知華のアンソロジー的なベスト盤でのリリースで、過小評価されがちな彼女(彼女のユニット)の再評価を期待したい。