日本哀歌集(知床旅情)
低価格の値段や歌詞カードのそっけなさからすると,売るつもりでプロデュースしたものではなさそうです.が,このCDを聴いたときに『見つけた!』と,思わずうなづいてしまいました.歌の内容は戦前戦中の軍国主義色の濃いものが多々あり,その様なものを厭う方にはお勧めできませんが,先人達が通ってきた時代々に思いを馳せ,純粋に音楽として聴こうとした時に,この盤の良さが理解できるのではと思います.録音は古そうですが,今の音楽はうるさくて疲れるとのご意見をお持ちの方,騙されたと思って一度聴いてみて下さい.聴きたい音楽の方向性が見えてくるかも知れません.
ゴエさん 大泥棒の長い約束
子どもが読んでいたので、そっと借りて読んでみた。
父親、母親、孝太郎、涼平、それぞれが悩みを抱えているが、家族や友との関わりの中で、悩みを解決してゆく姿が清々しく描かれていて、読後爽やかな気持ちになれた。
親子の絆の大切さ、尊さを再認識できる良書。
子どもとの関係に悩む大人に、是非この本を勧めたい。
ゴエモン 新世代襲名! PS one Books
中々楽しいです。アクションにSFC時代のゴエモンらしさが所々に見受けられます。
キャラデザインが昔からのファンには受け入れにくいのかもしれませんが、そんな理由でやらないのは勿体ないですよ('・ω・`)?
OPはアニメ、本編はCGムービーが入ります。声付き。PSですが中々のボリュームです。
LET’S ONDO AGAIN 20th Anniversary Edition
このアルバムは、もはや大瀧氏の言うノヴェルティー路線を超越したコミックソングの楽曲集と言っても過言ではない。コミックソングが成功するキモは演奏がしっかりしていること、と言われるが、その点、本作は大丈夫!実際ピンク・レディーのバックバンドを起用した曲もあるとの話通り、全曲を通じて音作りは緻密でタイト。文句の付けようがない。
歌詞カードを眺めながら楽曲を聴くのもこれまた楽しい。楽屋落ちみたいな音も歌詞もナイアガラフリークには堪らなく楽しい。音頭も歌謡曲もいとも簡単に、そつなくこなしてしまっている本作品は実はもっともっと評価されても良いと思う。
問題は…ナイアガラフリークでもディープでコアなファンにも理解されづらかったことだろうか?大滝詠一を「ロンバケ」以降から知るようになったファンにとって、本作は違和感しか覚えないモンスターみたいな存在なのかもしれない。
「500枚も売れていない」とライナーノーツに書かれているくらいのレア物なのだろうが、プレミアが付くほどの値段では決してない。だからお買い得、とも言える。たとえどんなにハチャメチャな印象があろうとも優れた作品だと思う。私は好きなアルバムだ。全く聴いたことのない人には、騙されたと思って一度聴いてもらいたい作品だ。ハマる人は絶対好きになると思うから…ハマるにしても呆れるにしても、こんな傑作なアルバムは希有だと思う。
7)「河原の石川五右衛門」は20th Anniversary Ed.で初めて楽曲が聴けるようになったことも特筆すべき快挙か?