ガンスリンガー・ガール デスクトップアクセサリー 通常版
GUNSLINGER GIRLのコミックスとアニメのデータを駆使し、それをパソコンを使うことによってさらなる深みにはいれるようにしたものらしいです。
GUNSLINGER GIRLの部分映像再生、社会福祉公社の組織図・人物のデータ、銃器の紹介、壁紙48枚、スクリーンセイバー、キャラクターマスコット、カレンダー時計、が収録されているらしいです。
コミック、アニメの一方だけでなく、両方を駆使してあるのは非常に興味深いところ。自分自身、お金があればすぐに予約してるのに。なんとかしても手に入れたいものです。私のいる地域ではアニメ放送はされていませんから部分映像再生だけでも非常に興味をそそられるのです。作者のコメントもあるらしいので知りたい部分をもっと知ることができるかもしれない。何かに言っても非常に充実しているものというのはおそらく間違いないでしょう。
GUNSLINGER GIRL Blu-ray BOX
絵の印象とは裏腹に、とてもシリアスな物語です。
先ずは原作の物語が秀逸で、その大人向けのお伽噺のような世界観を丁寧にアニメ化しています。
特に『音』に関しては、不要なBGMを省き、実写映画のような静けさと激しさのコントラストが印象的で、
登場人物それぞれが持つ複雑な心情を、間の中で自己補完させる作りが独特の奥深さを生んでいます。
二期は、2巻目で言いようのない違和感に耐えられず(声優よりも演出があまりにも)、
自分の中では”無かったもの”となりましたが、
一期を見て好感を持てた方は、原作を読まれることを強くお薦めします。
これまでで、書店で立ち読みした際に泣きそうになり、先が読めなくなったのはこの作品だけです。
(48話。アニメではオリジナルシナリオである最終話に類似)
HD化というよりも、マスターの画質で見ることができるという点でBD化に期待しています。
GUNSLINGER GIRL DVD-BOX
1年前から、ゲームとアニメのカップリングということでPlaystation2用のTVゲーム全3巻のおまけとして、このDVDBOXの全13話分の映像は、手に入れられます。それと比較して見ましたが、差は全く有りません。
映像をリマスターした訳でも、音声をドルビー5.1ch化した訳でもありません。DVDのピクチャーレーベルの差ぐらいだと思います。
ゲームのおまけを持っている人で、見られればそれでいいという人は、わざわざ購入しなくてもいいでしょう。
ストーリーは、国家の汚い仕事を条件付け(洗脳)した少女たちに行わせるという設定です。(映画ニキータを思い出します。)しかしその世界で、小さな幸せを見つける少女たち。この姿に救われ最後まで見続けることが出来ました。見ていない人には、お勧めします。
ガンスリンガー・ガール デスクトップアクセサリー 限定版
壁紙は、まぁ良し。スクリーンセーバーも、良いことにしておきます。
デスクトップ・マスコットは、かなり物足りないかな。オマケだと
思っておきましょう。ボイスは、もう少しヴァリエーションが
欲しかった。少な過ぎ。
「資料編」的な部分は、「デスクトップ・アクセサリー」ではないが、
この作品の「世界」への導入としては、価値有りと見ます。
基礎知識の欠如している私には、役立ちました。
フィギュアについては、判断はそれぞれでしょう。ヘンリエッタの
イメージは、アニメとコミックスでも雰囲気が違うように思うし、
それを立体に現すとなれば、尚更変わっても仕方が無いと言うか…。
「全体の出来」は、それほど悪くないと思いますが、コストパフォーマンス
という視点からは、些か高いですね。
GUNSLINGER GIRL 12 (電撃コミックス)
今までポツリポツリと語られてきたクローチェ事件の全貌が明らかになる巻。ジョゼとジャンがあそこまでジャコモにこだわるかがいやでも分かる。…とはいえ、この巻を読まなくとも今まで読んでいれば復讐する理由は分かる。つまりこの巻は回想または説明回になる。ほとんどが回想話で本編はほんの少ししかない。今まで全く語られていなかったならともかく、クローチェ事件の事は最初に言った通りポツリポツリと語られていたのだから、個人的には1〜2話で済ませてほしかったし、これを月刊で読んでいたら正直イライラしたと思う。自分は「ガンスリ」の世界を『ほんの短い間の話の中でいかに悲劇が起きるのか』『いかに日常的に死は起きるのか』という演出を好んで読んできました。「えっ?そんな事があったの?」「これだけで終わり?」など、短い話の間に悲哀が凝縮されていました。だけど、最近は人物・事件の背景をズームアップして途中から読んだ人にも入りやすいように描いている気がします。初期のガンスリ独特の雰囲気はなく、現在は「ありふれてはいないが今最近の漫画」という感じがします。これもアニメ2期の批判の影響なのでしょうか?
長々と批判的な文章を綴らせていただきましたが、決してこの巻で「ガンスリ」を嫌いになったわけでも読むのを止めたわけでもありません。ただ、別視点から「今のガンスリ」を評価しただけです。自分は最後まで「ガンスリ」を見届けるつもりです。