ファイナルファンタジー 8
面白くなきゃ360万本も売れない。
でもPC版はそれほど変わってるわけでもないし。コントローラを持って、
ちゃんとしたスピーカとテレビでやったほうがいい。
今や古きよき思い出になったけど、
未プレイならもったいない。
ファイナルファンタジーXIII
成長要素が致命的につまらない。
クリスタルポイント(CP)を貯めて、
貯まったCPを消費して成長ルートを
進んでクリスタルを取得することで成長するのだが、
軽く分岐してるだけで元の道に戻るので、
結局一本道のレールに乗ってコマを進ませる作業でしかない。
装備品に関しても、後で手に入る武器がそれまでに
手に入れて強化した武器より弱く、
しかも特別それがないと不利という事もないので、
ずっと最初の頃の武器で進めてしまいがちになり、
武器で強くなる喜びがほとんどない。
物語も酷い。前半であるキャラがあるキャラへ誤解をして、
仇を討つだの、怨みを言うシーンが何度も登場するが、
プレイヤーは先に誤解だと知らされているので、
何度その誤解への怨みを聞かされ続けても、
“それは誤解だけどね”と思いながらなので苦痛でしかない。
その後も緊張感のある展開をしてますアピールのみ先行して、
実際はダラダラとどうでもいい平坦な展開で、
最終的になんとかそれらしい事を言って
まとめたような感じで締めくくるが、
もはやこじつけてそれをユーザーに押し付けてるだけ。
確かにグラフィックは綺麗、音楽もいい、
バトルもコマンドバトルとして楽しい。
しかし、RPGが本来持つユーザーに面白いと思わせる
要素が圧倒的に足りないのだ。
街を探索する楽しさもなく、買い物も作業的、
アイテム入手も喜びが薄く、ダンジョンの仕掛けも少なく一本道。
ミニゲームもなく、サービス精神で仕込まれた遊び要素もない。
“各パート一生懸命作って繋ぎ合わせました!”と言われてるようで、
とにかく味気ない。それで満足するユーザーがどれだけいるのだろうか?
FF好きとしては、もう一度、坂口博信と植松伸夫に新しいFFを作って頂き、
名前だけで、もはや別のRPGに成り下がったこのシリーズに
FFらしさを取り戻して欲しい。
FFファンなら、無理と思いながらも、
同じ事を考えている人は少なくないと思うのだが…。
小説 ファイナルファンタジーXIII エピソード0 -約束-
私はFF13をクリアした後に小説をよんだのですが、やはり本編のストーリーを深く知るためには小説は欠かせないものだったと感じました。
小説では特にキャラクターの人となりがテーマとして描かれています。
これを読めば、ゲームで描写されているよりも正確に登場人物像を描けることと思います。
ただ逆に考えてみると、ゲームで語られるべき物語を小説で補完しているという問題を浮き彫りにさせてしまいます。
(クリアした人向けの文ですが)FF13をやっていると、キャラクター・世界設定ともどもプレイヤーを置き去りにする不思議な感覚に襲われなかったでしょうか?
それは本書(小説)の知識があることを前提としてゲームが作られていたからなのです。
ライトニングのセラに対する思いとか、サッズのドッジに対する愛情とか、小説ではきちんと描かれています。
ゲームじゃほとんど描かれて無いんですね。残念なことに。
公式ウェブサイトにも同じ小説はありますが、収録話数は少なくて読みにくいので、小説が読みたい方は本書を買うと良いと思います。
それとサントラ限定版のドラマCDは本書の一話を音声に起こしたものでした。
文章は映島巡(永嶋恵美)という方が書いています。
それなりにわかりやすい文章で書いてありますし、文章の質自体については問題ありません。
気軽に読めると思います。
小説を読めばFF13の世界を自分のアタマで精密に描くことができるはずです。
そういう意味ではかなりお勧めできます。
FINAL FANTASY X ORIGINAL SOUNDTRACK
時代はもはや次世代ハードのゲームが続々と発売し、今や私はもうPS2のゲームはプレイすることがなくなりつつある…。
私がFF10をプレイしたのはまだ小学生の頃で、あの頃なりの感動は、歳を重ねるにつれて、だんだん深い感動になっていきました…。
その感動がこのサントラを聴くと、さっき述べた「今」でも心に浮かび、大袈裟ですが、涙が出てしまいます。
毎回感動するたびに、こんなに年月が経ってもプレイの感動が浮かぶってすごいなあ…、と思わされます。
それだけゲームはもちろん、やはり音楽が心にしっかりと響いているんだと思います。
ホントに素晴らしいサウンドトラックです。
ファイナルファンタジーXII アルティマニアΩ(SE-MOOK)
シナリオ、バトルの垣根を越えて徹底的にFF12を解剖するアルティマニアオメガ。キャラクターのセリフに込められた心情を考察し、よりストーリーを堪能できることによって、奥深くに隠された彼らの思想、野望、願い。全てが凝縮されている感じがしますね。キャラクターの原画や声優さんの対談、コンポーザーの崎元仁氏による楽曲に込められた思いなど制作者のインタビューも満載。個人的に楽しみにしていたボツネタもしっかりと掲載されていました(笑)。まさに攻略本を超えた攻略本と呼ぶに相応しいでしょう。
ですが、やはり一度クリアされてから本書を読むのがオススメですね。徹底的に解析してある本なので、楽しみが薄れてしまう可能性が大きいですから。