HOURGLASS(初回)(DVD付)
前作の白い花が大好きで、今回はどんなアルバムを聴けるか
ものすごく期待していました。
『HOURGLASS』は期待以上の作品でした。駄曲は一切なし。
私は特に「道」、「feel」がお気に入りです。
DVDにはシングルクリップやメイキングなど20分程で、
Fayrayのコメントもありました。満足の内容でした。
まだ買ってない人はDVD付きの方を買うことをお勧めします。
THE BEST “eternity”
彼女の曲を振り返るとき、私としては何といってもJR東海のCMに起用された「まぶしい人」が頭に浮かびます。スケールの大きさを感じるこの曲は本当に旅の情緒を感じさせる名曲で、その後、常に彼女のイメージにダブらせていたものです。また「光と影のロマン」や「風のように自由」もいい曲でした。
さて、このアルバムは宇徳敬子初のベストアルバムです。見てのとおりシングル曲すべてが入っているわけではありません。賛否いろいろあるでしょうが、私としては、彼女がセールス的に有利なシングルをあえて選ばず、アルバム曲から選んだという勇気は買いたいと思います。もちろんできれば、「あなたが世界一」や「どこまでもずっと」も入れてほしかったという気持ちは十分にあります。ただ、こうして宇徳敬子というシンガーを振り返るとき、彼女のイメージを大切にするうえで、この選択は間違ってはいなかったでしょう。ベストアルバムとして、彼女は十分に考えぬいての選曲だったと思います。
但し一言だけ、それならば、なぜラストに「想い出の九十九里浜」を持ってきたのか、そのことだけが理解に苦しみます。ベスト集とはいえ、アルバムの統一性、あるいは冒頭で書いた彼女自らがシングルをはずしてまで選び抜いた勇気がこの1曲のために生きてこないような気が・・・。
やはり彼女も初期の「想い出」には勝てなかったのでしょうか。