『よみがえる空 -RESCUE WINGS』公式ガイドブック 航空自衛隊 航空救難団の実力 (ホビージャパンMOOK 214)
本全体の中のおよそ前半3分の1程度がアニメの設定資料や声優さんのインタビューなどで、後半は航空救難団に関する情報や救難隊所属の方々へのインタビューで占められています。
航空救難団の資料としてみると、素人目から見た感想としては非常に充実していると思います。アニメDVDでも救難団に関する資料や救難隊への方々のインタビューはありましたが、それ以上に充実しています。そういう方面に興味がある方にはお勧めだと思います。
ただ、アニメとしての『よみがえる空』に関するガイドブックとしては個人的に少々物足りない感じ。そういうわけで星は4つ。
TVアニメ「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」ED&挿入歌集
それぞれのメンバーのフーチャリングが最近乏しくてソロ曲が集まったみにアルバムが発売されたのは嬉しい限りです。
曲自体も一つ一つが個性豊かでメンバーの色がよく分かります。
(影山調バラード→遠藤ポップス→きただにブルース、福山ロック)
しかし、その曲はそれぞれのミュージシャンの楽曲といった感じ。一人が担当している曲を自分で作詞作曲(福山氏の場合、作詞は奥さんで作曲編曲は本人)しており、且つコーラスも他のJAMメンバーは参加していない。
なのであまり「JAM名義の楽曲にする意味がほとんどない一枚」といった感想です。一応アルバムなのにあまり曲の流れにまとまりもありませんしね。
JAM Project ベストコレクション V BigBang
実はエンブレムが入っているアルバムと言うことで購入したのです。エンブレムはソロですが、やはりよみがえる空と重なってジーンときました。もちろん、暑っくるしいSTORMBRINGERもアニソン王道です。しかし、そのカップリングのDead or Aliveも好きですねえ。そして、オリジナルのGarimpeiroはどこともタイアップしてませんが、JAM Project全員で歌い上げている感じが出ていて好きです。負けない!という気合いが伝わってきます。
よみがえる空-RESCUE WINGS-SPECIAL 通常版 [DVD]
番外編的エピソードの今作、主役は本村准尉。
「あれ?本村って救難員だったっけ?」そう、今作は彼の現場時代の話、なのですが…
只でさえ地味な「よみがえる空」。それが更に更に地味に…。
もう淡々と彼の日常〜現場を退くまでが描かれていますが、
流石に本作のスタッフだけあって丁寧な描写が素晴らしい。
演じるも飯塚昭三とあってさすが!である。
で、一体本来主人公の一宏はどこに出てくるの?
…これが絶妙な出方なんですが、それは見てのお楽しみ。
例によって盛りだくさんの特典映像に加えて、限定版のみのAT-X特番、メイキングに加えて
パイロット版の「レスキューエンジェル」(遥風が主人公の方)はなかなか興味深いし
能登麻美子による金沢散策も(なんか本編からかなり離れた内容な気もするが?)なかなか楽しくて良い。
難点を言えばメニュー画面が分かりづらくて通常特典画面を探すのに苦労したぞ、と
特典フィギュアのUH-60Jが妙に組みづらいぞ、という所でしょうが
その辺差し引いても本編を楽しみに見ていた人にはお勧めの一本です。
よみがえる空-RESCUE WINGS-mission 5 [DVD]
この作品を買うきっかけは自分が元航空自衛隊で、勤務していたためですが、作品全体として、一人でも多くの人に見ていただきたいと
思います。
自分はレスキューでは無くそれを支援する気象観測の仕事をしていた為、レスキューのハンガーや機材、などを勉強し、航空救難に命を
掛ける人々の、鼓動やそれぞれ個人の気持ちなどが、丁寧に
描かれていて、飛行機や自衛隊に興味の無い人にも、是非、見てもらいたいと考えます。