THE IDOLM@STER MASTER BOX I&II
うれしい再販だけど、当方MASTER BOXはすでにIIは所有しているので、Iだけ欲しいため買うのは保留中。
確かに2枚とも所有していなかった人にはお得かもしれないけど、すでに片方のどちらかを持っている人は買いにくいのでは?
変に抱き合わせをせず、単品での再販を希望したい。
THE IDOLM@STER MASTER LIVE 03
「キャラの声で可愛く歌うのが、キャラソンなんだよ」
こんな思い込みを持った人には、オススメできません。
「Do−Dai」と「Yes♪」は、ポップなリズムに乗せた
太陽の眩しさを感じさせる青春ソングで、安心して楽しく聴けます。
しかし、その後に続くREMA@STER−Aの5曲。
あの可愛かったアイドル達は、どこにもいません(笑)
とくにオススメは、次の3曲です。
「My Best Friend」(美希)
ロングヘアーの美希。ショートヘアーの覚醒美希。
第三の人格、「暴走美希」が誕生しました(笑)
可愛いキャラをぶっ壊した、美希のシャウト!シャウト!
彼女の魂の叫びを聴け!
きっと呆然とすることでしょう(笑)
「太陽のジェラシー」(亜美)
コブシを効かせた、とかち路線を正統継承しつつ、オヤジ成分を多めにした、
亜美のスペシャルステージは、期待を裏切りません。
ノリノリな下田麻美さんの芸達者ぶりに、ニヤニヤします。
「私はアイドル」(やよい)
元気じゃない、やよいを知っていますか?
思わず抱きしめたくなるような、か弱くて、
萌え萌えキュンキュン路線の、やよいに出会えます。
キャラの創造と破壊。
期待を斜め上方向に、裏切ってくれました(笑)
ここまでぶっ飛んだことをやってくれた、
765とコロムビアの英断に拍手です。
サはサイエンスのサ
まず、とり・みきの表紙イラストがとても良い。ってヲイ。
本書は15年『SFマガジン』で続いている同名のエッセイを単行本化したものであるけれど、そこはアップデートが常に必要な科学知識に係わるエッセイ、ということで、ほぼ書き下ろしといっていいくらい全面的に手が入っています。私はだいたい毎月『SFマガジン』を購入していますが、再読という感じは全くしませんでした。なので、『SFマガジン』読者にも(読者にこそ)お薦め。
さて、ネット上のスラングをもとりこんだ口語調の文体で語られる本書の内容は、SF者にすら過激と感じられ、まして非SFファンにおいておや。クローン技術に対する嫌悪感に疑問を呈し、環境問題については「この温暖化って政治物語をマジに信じると、なんだかイヤンな世界になりそうだなあと思うからだ。SF的に。」といって地球温暖化のメリットとデメリットを比較するような内容は、まず善良な一般大衆(悪意を込めて)には受け入れがたいのでは?
しかし、本書が紹介するような知見と著者のような視点は、社会のありようを考える際には必ず必要とされるもの。それこそ、耳にいたいような「不都合な真実」をわきにおいといて、それでいて正論をふりかざすような議論は事態をミスリードするだけではないでしょうかね。なので、私は学生さん(とくに文系)にこそ、本書を読んでもらいたいな、と思うのです。(でも信じる必要はありませんけどね。)
ところで。本書のとり・みきの表紙イラストのすばらしさは、本書を読了後にこそ解りますから。
WXIII 機動警察パトレイバー [Blu-ray]
原作はご存知「廃棄物13号」ですが、映画のメインテーマというのはむしろ原作では描かれていない映画オリジナル部分で、
映画のタイトルが「パトレイバー」でなければいけない理由がわかりません。
映画版はこのほかに2作品ありますが、パトレイバーのメインキャラクター達が最もおろそかにされているのがこの作品です。
完全に主人公は初めて見るふたりのデカです。シリーズでなかったら別なタイトルの方が自然です。
ですが、一本の映画として見終わった感想で言うと満足度は高いです。
近未来SFとさえ呼べないものになっていますが、ここで描かれているテーマは
かつてパトレイバーの単行本を買って読んでいた、
でも現在はいいオトナになっちゃった人々には、堪える話です。
それに主人公の刑事達や、ヒロインの大学講師もなかなかよく描かれています。
注目の特車二課の面々は、この映画ではあくまで大勢出てくるおまわりさん達の一部にすぎません。
ですが事実、彼らは英雄でもなく単なる「おまわりさん」なわけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
賛否両論あると思いますが、シリーズがたくさんあるうちでは、このような描き方もアリなのではないかと思いました。